脳ドックが必要な理由

健康診断と聞くと「人間ドック」をイメージする方は多いのではないでしょうか。しかし、一般的に人間ドックには脳の検査が含まれていません。脳の異常を診断するためには、脳の検査が必要になります。

「脳ドック」とは、脳動脈瘤や脳腫瘍、脳梗塞といった脳の疾患や、それらの将来的なリスクを見つけるための検査です。疾患や危険因子を早期に発見することで、その人の状態に応じた適切な対応が可能になります。

脳の病気はある日突然発症し、それまでに自覚症状がないのが一般的です。また、一度の発症で、治療をしても後遺症として麻痺などの障害が残る場合が少なくありません。そのため、できるだけ早い段階で危険因子を発見し予防する、あるいは軽い段階で治療するという考え方がとても重要になります。

脳ドックでは頭部MRI、MRA、頸部MRAなどの検査を行い、主に脳血管疾患につながる異常個所がないかを調べます。

危険因子が発見されれば、発症のリスクを低減できるように生活習慣を改善したり、定期的に検査を受けるなどの、予防のための行動につながるきっかけになるでしょう。

脳ドックがおすすめな方の特徴

脳疾患のリスクは目に見えず、自覚症状もほとんどありません。脳疾患は誰にでも起こり得る病ですが、特に次のような方は脳ドックを受けてみることをおすすめします。

• 両親あるいは兄弟にクモ膜下出血が発生した方がいる方
• 本人または両親あるいは兄弟ご親戚に心筋梗塞や狭心症、脳卒中などの病歴がある方
• 高血圧症・糖尿病などの成人病・生活習慣病をお持ちの方
• 中性脂肪・尿酸値・コレステロール値が高い方

脳ドックを受けられない可能性がある方

脳ドックを受けたくても、次のような方は受けられないことがあります。気になる方は、あらかじめ予約する前に医療施設に確認すると安心です。

• 心臓ペースメーカ、除細動装置、人工内耳、可動式義眼、神経刺激装置、骨成長刺激装置を埋め込まれている方
• 脳動脈瘤手術による金属クリップやコイル等が体に入っている方
• その他の金属があり、材質が確認できない場合
• 眼に微細な金属片が入っている（または入っていると疑わしい方）
• 妊娠中もしくは妊娠の可能性のある方
• 1ヶ月以内にアートメーク（アイライン・眉毛）をされた方

30分あれば受けられるスマート脳ドックとは？

スマート脳ドックは、先述したように、脳動脈瘤や脳梗塞、脳腫瘍などの自覚症状のない脳の異常を早期発見するための検査です。

一度検査して異常が見つからなかったとしても、脳の状態は変化するものなので、1年～２年に１回など、できるだけ定期的に検査することが大切になります。

「脳ドック」と聞くと「料金が高そう」といったイメージを持つ方が多いと思いますが、メディカルチェックスタジオのスマート脳ドックは、１回19,250円（税込）です。これなら、継続しやすいのではないでしょうか。

また、一般的に「検診」と聞くと、医療機関の待合室で、長時間待たされるイメージがあり、多忙な方はスケジュールを組みにくいからと、予約を躊躇してしまうかもしれません。

その点、メディカルチェックスタジオのスマート脳ドックは、WEBで簡単に予約でき、時間がかかる問診も事前に登録できます。診断結果は後日１週間以内にWEBで確認できるため、当日は検査を受けるだけ。受付から帰るまで30分以内に終了し、実際の検査は10分強です。これなら、忙しい方でも安心して受診できそうですね。

また、撮像された画像は、異常の見逃しを防ぐために、専門医師2名によるダブルチェックを行っており、信頼性の高い診断が期待できます。万が一異常が確認された際は、経過観察や結果に応じた専門の医療機関の紹介などの対応を実施しています。

マイページ機能も便利です。予約や検査結果、撮影した画像、過去の検査履歴をPCやスマホで確認でき、家族の脳ドックも予約管理できます。

スマート脳ドックの特長をまとめてみました。

• 継続しやすい料金
• 予約が簡単で受付から帰りまで30分
• 2名の専門医師のダブルチェックで診断の信頼性が高い
• 万が一のときはフォローがある
• マイページ機能で予約や検査結果を管理できる
• 家族の予約も管理できる

ラグジュアリーカードの特典で割引が受けられる

メディカルチェックスタジオのスマート脳ドックの料金は１回24,750円（税込み）ですが、ラグジュアリーカードの優待を利用すると、優待有効期間中（2023年12月31日まで）であれば、何回でも1,100円の割引が受けられ、１回23,650円（税込み）となります。

また、脳ドックと組み合わせてCT肺・心血管ドックをセットで受けることができます。その場合、検査の時間はプラス５分かかり、料金は、通常価格37,950円（税込み）がラグジュアリーカードの優待を利用すると35,200円（税込み）になり2,750円が割引されます。

なお、メディカルチェックスタジオでは、ほかにもCT体脂肪検査やsd LDL-C検査（超悪玉コレステロール）、新型コロナウイルス抗体検査などのオプションがありますが、こちらはラグジュアリーカードの優待の対象にはなっていません。

＊金額はすべて税込みです。
＊自由診療です。

ラグジュアリーカードの優待を利用するためには、WEB予約をする際、支払い画面で会員限定優待コードクーポンコードを入力すればOKです。

スマート脳ドックの優待はラグジュアリーカード会員本人だけでなく、ラグジュアリーカードで支払いをすれば、家族や友人などでも適用できます。大切な両親や家族の健康チェックに活用できますし、プレゼントにしても喜ばれるでしょう。決済はオンラインでも窓口でも可能なので、都合に合わせて選択できます。

スマート脳ドックの体験レポート

ここまでメディカルチェックスタジオのスマート脳ドックについて解説してきましたが、実際に30分で検査を終えることができるのでしょうか。そこで、メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニックに予約をして、スマート脳ドックを受けてみることにしました。

WEBで問診を終わらせ、当日の検査は最短時間で

今回はスマート脳ドック、CT肺・心血管ドック、CT体脂肪検査の3つすべてを受診しました。なお、CT体脂肪検査は単体では受診できず、CT肺・心血管ドックを受診した場合のみ追加できます。

予約はラグジュアリーカード公式アプリの「ライフスタイル」のページから手続きできますが、PCのほうが使いやすい方はメディカルチェックスタジオの公式サイトに直接アクセスして手続きすることも可能です。はじめに日時を選択したら、次は会員登録。Facebook、Google、Yahoo! JAPAN、楽天などのIDを連携すれば、氏名や住所など一部の情報は自動入力してくれるので、少しでも手間を減らしたい方は活用しましょう。

登録が終わったら、そのまま問診に移ります。身長・体重といった基本的なことから、過去に受けた手術などの既往歴、喫煙・飲酒などの生活習慣にWEB上で回答していきます。少し長いですが、途中で回答をやめてしまうとイチからやり直しになってしまうので、少なくとも10分以上は余裕があるときに行なうことをおすすめします。

面倒だと思われる方もいるかもしれませんが、事前にWEBで問診に回答することで、当日は最低限の時間だけで検診を終わらせることができます。

スマート脳ドックの検査は約10分で終了

検査当日は予約時間の10分前を目安にクリニックへ。

受付で身分証を提示して本人確認が終われば、すぐに検査が始まります。特に着替えなどもなく、更衣室で上着を脱ぐだけ。ただしMRIは電磁波が発生するため、携帯電話、時計、金属類などは更衣室に置いて検査に臨みます。

MRIの装置では仰向けになり、頭が固定されます。装置の中に入ると10分ほどの撮影となり、その間は基本的に動いてはいけません（まばたき程度ならOK）。眠っても構わないそうですが、体感的には意外とあっという間。装置の機械音が聞こえてくるなか、ひたすら動かずに時が過ぎるのを待つ体験は、忙しい日々を送っている方には、むしろ新鮮かもしれません。なお、万が一気分が悪くなった場合に備えて、片手にはブザーを持った状態で撮影します。

スマート脳ドックのみ受診の場合は、これで検査終了です。あとは更衣室に置いた荷物を取って、会計をして帰るだけ。オンラインで事前支払いをしていた場合は、会計すらも必要ありません。どんなに手間取っても、滞在時間は30分足らずで済むでしょう。

検査結果は後日メールが届いたら、WEBにアクセスして確認します。ちなみに撮影された画像自体は、早ければ数分後には公式サイトのマイページにアップされるので、帰り道の間にスマートフォンで見ることもできます。

CT肺・心血管ドックの検査は5分足らずで終了

続いてCT肺・心血管ドックとCT体脂肪検査に移ります。CT肺・心血管ドックは、X線を使った胸部の断層撮影で、肺がんや心血管病の早期発見を目的としたもの。こちらの検査時間はさらに短く、装置の上で仰向けになり、息を止めて5秒間撮影するだけ。これを2回行ないます。CT体脂肪検査に関しては、CT肺・心血管ドックの際に、同時に内臓脂肪・皮下脂肪の計測が行なわれます。

こちらに至っては5分とかからずに検査終了。CT肺・心血管ドックの検査結果は後日となりますが、こちらも数分後にはマイページで撮影画像を確認できます。

また、CT体脂肪検査に関しては、会計時に検査結果を受け取れます。

個人的なCT体脂肪検査の結果は「正常」でホッとしましたが、日々運動不足と大きくなるお腹を実感しているだけに、これ以上数値を悪化させないためにも、健康な食生活と運動を心がけ、定期的に検査したほうがいいなと実感しました。

スマート脳ドックの検査結果は？

検査結果は通常1週間ほどで届きますが、私の場合は3日後に「診断結果のお知らせ」というメールが到着。早速マイページにログインすると、診断結果が表示されていました。まずはスマート脳ドックの結果から見ていきましょう。

総合判定：日常生活に支障ありません。1～2年に1回の脳ドックをお勧めします。

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ごく軽度の白質病変(画像2)と血管周囲腔拡大(画像3)を認めます。
禁煙をお勧めします。適度な運動、質の良い睡眠を心がけてください。
副鼻腔炎を認めますので、症状があれば耳鼻科を受診してください(画像1)。
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日常生活に支障はないものの、ごく軽度の白質病変と血管周囲腔拡大が見られるそうです。白質病変は「脳梗塞とは言えないまでも、血の巡りが悪くなっている状態」を指すらしく、難しい言葉には解説ページへのリンクが貼られてありました。ちなみに3年以内の破裂確率は0.2%とのことでした。

副鼻腔炎も指摘されましたが、この日は数日前から鼻水が出ていたため、その影響かもしれないと思いメールで問い合わせたところ、その日のうちに返信があり、副鼻腔炎についての説明と、症状が続くようなら耳鼻科を受診してくださいというアドバイスをもらえました。診断結果に不明な点がある場合は、メールで問い合わせできることも、忙しい方にとって便利なポイントでしょう。

なお、診断結果はPDFでダウンロードすることもできます。詳細な診断結果が気になる方は、以下よりご覧ください。

CT肺・心血管ドックの検査結果は？

続いてCT肺・心血管ドックの結果を見てみましょう。

総合判定：日常生活に支障ありません。

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肺胞の一部が嚢胞化したブラを認めます。禁煙をお勧めします。
背部皮下にアテロームが疑われます。症状があれば皮膚科を受診してください。
心血管系には異常所見を認めませんでした。
1～2年に1回の肺心血管ドックをお勧めします。
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こちらも大きな異常はなかったものの、いくつか懸念点を指摘されました。ブラは肺胞というガス交換をする組織がタバコなどの有毒物質の影響などで伸び切った風船のようになることを指すらしく、悪化すると肺気腫となり、呼吸障害を起こす原因になるそうです。

こちらも診断結果はPDFでダウンロードすることが可能。詳細な診断結果が気になる方は、以下よりご覧ください。

健康なうちに受診したほうがいい理由

今回、大きな異常は出てきませんでしたが、受診してよかったなと強く思いました。なぜなら正常なうちに記録を取っておけば、異変が起きた際に発見しやすくなるからです。また、今後も定期的に検査を受けて、いまの状態を維持し続けたいというモチベーションも湧きました。スマート脳ドックの利用者は40～50代の方が多いそうですが、たとえ健康であったとしても、早いうちに一度受診しておくことをおすすめします。

メディカルチェックスタジオでは、30～40代の受診者の約30%に所見が見つかり、医師との面談および再検査という診断を受けるそうです。異常と診断される割合は全体の1%強。その場合は慈恵医大病院、順天堂医院、国立がん研究センターなど、提携する病院へ紹介状を発行してくれます。

ちなみに週末は両親を連れてきて受診させる方も多いそうで、家族が受診する場合でもラグジュアリーカードの優待は適用可能です。マイページでファミリー登録をすれば、家族の診断結果を管理することもできるので、病院嫌いな家族を持つ方にもおすすめです。

まとめ

メディカルチェックスタジオの「スマート脳ドック」は、わずか30分足らずで脳梗塞や脳腫瘍、脳血管の破裂リスクなどを検査でき、忙しくて病院に行く暇がないという方に適していると思います。撮影画像や診断結果はWEBで確認でき、マイページで管理できるため、健康なうちに受診しておけば、異変が起きたときに気づきやすくなるメリットもあります。また、定期的に検査を受けることで、健康維持のモチベーションが上がる効果も期待できます。健康に不安がある方も、健康に自信がある方も、ぜひ一度お試しください。

今回取材協力いただいた「メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック」様のサイトはこちら

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