忘れたらスグ対処!クレジットカードの暗証番号とは?変更方法も解説!
クレジットカードの暗証番号を求められたときに「暗証番号を忘れてしまった……」と慌てた経験がある方もいるのではないでしょうか。
そもそも暗証番号の入力を求められたことがなくて、暗証番号がどんなときに必要なのかよくわからないという方もいるでしょう。
クレジットカードの暗証番号とはどんな番号なのか、忘れたときのとっさの対処法から暗証番号忘れの解決方法まで解説します。
Contents
クレジットカードの暗証番号とは?
クレジットカードの暗証番号は、カード入会時に自分で決めた4桁の数字です。
暗証番号を設定し、必要なときに入力することで、クレジットカードの利用者と契約者が同一人物であることを証明します。本人確認のための重要な番号だといえます。
もし、暗証番号を正しく入力できなければ、契約者本人ではない疑いをもたれることになります。すると、クレジットカードで支払いなどをすることができません。
暗証番号は次のようなシーンで必要になることがあります。
- キャッシング時
- 買い物時
- 問い合わせの自動音声対応
海外では6桁の入力が求められることもあります。しかし、入会時に決める暗証番号は4桁なので、4桁のみの入力か先頭の2桁に0を入力すればOKです。
クレジットカードの暗証番号を忘れた場合の対処法
クレジットカードを使う頻度が低い方や、暗証番号の入力を求められる機会があまりない方では、いざクレジットカードの暗証番号を入力するよう求められたときに、暗証番号がわからず困ってしまうことも。
また、4桁の数字といえば、キャッシュカードやスマートフォンの暗証番号など、他の暗証番号の記憶と混同してしまいがち。普段は覚えていても、ふとしたときに「あれ、何番だったっけ…」とド忘れすることも珍しくありません。
忘れたときにも慌てず対処できるよう、「とっさの対処法」を覚えておきましょう!
店舗で暗証番号を求められた場合
よくあるのが、店舗で会計をする際に暗証番号を忘れてしまうパターン。
そんなときは、サイン(署名)に切り替えてもらうのがおすすめ。
店員さんに「サインでお願いします」と言えば、暗証番号入力からサインに切り替えてもらうことができます。
間違った番号を複数回入力するとロックがかかる
絶対にやってはいけないのが、あいまいな記憶のまま間違った暗証番号を複数回入力すること。
複数回続けて暗証番号を間違えると、クレジットカードにロックがかかってしまいます。ロックがかかった状態ではクレジットカードが使えなくなります。
カード会社に問い合わせをすることで、ロックが外してもらえる場合もあります。
ただし、ICチップが搭載されたクレジットカードでは、カードごと再発行することになる可能性が高いです。
当てずっぽうで暗証番号を入力する前に、サインに切り替えてもらったほうが無難です。
サインに対応できない場合もある
券売機などの機械や海外での利用時には、サインへの切り替えができないこともあります。
その場合は、有人窓口を探したり、現金など他の方法で決済するようにしましょう。
クレジットカードの暗証番号の確認方法
クレジットカードを作成したときに、「暗証番号通知書」が自宅に届いているはずです。
暗証番号通知書が自宅にあれば、通知書を確認することで暗証番号がわかります。
もし、暗証番号通知書を紛失している場合は、暗証番号照会が必要です。
暗証番号の照会には、時間がかかることが多いため、余裕をもって手続きしましょう。
暗証番号照会で暗証番号を確認するには、クレジットカード会社へ問い合わせが必要になる場合がほとんど。
電話やネットで暗証番号の照会を申し込むと、暗証番号の書かれた書面がはがきなどで後日届き、その書面で暗証番号を確認するという流れになります。
暗証番号照会の申し込みから1週間程度かかることが多いので、暗証番号を忘れてしまったり暗証番号がわからなくなったら、なるべく早く暗証番号照会の申し込みをするようにしてください。
一部のクレジットカード会社では、インターネットの会員専用ページですぐに確認できることも。お使いのクレジットカード会社のホームページ等でチェックしてみましょう。
クレジットカードの暗証番号の変更方法
クレジットカードの暗証番号を忘れてしまった場合、そのままにしておくのは良くありません。また、暗証番号が他人にわかりやすいものになっている場合も見直す必要があります。
暗証番号を忘れたり、暗証番号に不安がある場合は、暗証番号の変更を行いましょう。
クレジットカードの暗証番号の変更方法は
- 使っているクレジットカードの種類
- 暗証番号を覚えているか
によって変わってきます。
ICカード | 磁気ストライプ | |
---|---|---|
暗証番号を覚えている | 再発行 ATMで変更可能な場合も |
ネットや電話から即時変更可能 |
暗証番号を覚えていない | 再発行 | 照会後に変更すれば再発行は不要 |
暗証番号を変更する方法や、暗証番号を設定するときの注意点も解説します。
クレジットカードがICカードの場合
現在使われているクレジットカードの多くは、「ICカード」です。クレジットカードのどこかに金色のICチップが見当たるはずです。ICチップには、暗証番号を含むクレジットカードの情報が書き込まれています。
暗証番号を変更する際は、ICチップを書き換える必要があるため、暗証番号を覚えていても覚えていなくても原則は「再発行」が必要です。
例外として、ATMによって暗証番号の書き換えることができるものもあります。もし、現在の暗証番号を覚えていて、ATMでの暗証番号変更に対応しているクレジットカードであれば、すぐに暗証番号を変更することが可能です。
クレジットカード再発行にかかる時間
暗証番号の変更にともなうクレジットカードの再発行には、2~3週間程度の時間がかかります。インターネットから申し込むことも可能な場合もありますが、暗証番号変更の書類に、必要事項と新しく設定する暗証番号を記入してクレジットカード会社へ送ります。その後、新しいクレジットカードが自宅に届きます。
磁気ストライプクのクレジットカードの場合
ICチップがついていない磁気ストライプのクレジットカードを利用している場合、原則として再発行は不要です。
現在の暗証番号を覚えていれば、インターネットの会員専用ページや自動音声電話受付で即時変更することが可能です。
もし、現在の暗証番号を忘れていても、暗証番号照会で現在の暗証番号を確認してから変更の手続きをすれば、再発行の必要はありません。
しかし、暗証番号の変更を機に、セキュリティに優れたICチップカードを発行してもらうのもよいでしょう。
新しい番号を決めるときの注意点
推測されにくく、忘れにくい番号を暗証番号にするのがベスト。
覚えやすさを重視して、推測されやすい番号を設定している方は、すぐに変更しましょう。
次のような数字の組み合わせは、一般的に推測されやすく、おすすめできません。
クレジットカード会社によっては、暗証番号として設定できなくなっていることもあります。
・1234、1111、8520(数字キー中央縦)といった単純な番号
・電話番号
・自分や家族の誕生日、生まれた西暦
・結婚記念日
・住所番地
・車のナンバー
・クレジットカードの番号の一部
・運転免許証の番号
次のような暗証番号であれば、他人から推測されにくくかつ忘れにくいのでおすすめです。
・出生体重や時間
・好きな芸能人と自分の誕生日を足した数字
・好きな会社の株式番号
・現在所有していない車のナンバー
・通っていた学校の学籍番号
・昔勤めていた会社の社員番号
クレジットカードの暗証番号の管理に気をつけよう
暗証番号を他人に知られてクレジットカードが不正利用された場合、不正利用の補償が受けられない可能性もあります。
クレジットカードの暗証番号の管理で注意すべきポイントを解説します。
暗証番号を書いたメモに注意
万が一忘れたときのために暗証番号をメモしておく方もいるでしょう。
暗証番号を書いたメモは、クレジットカードと一緒のところに置かないのが鉄則。
財布の中に一緒に入れておくことや、人の目に触れるところに置いておくのは絶対にやめましょう。また、カード自体に暗証番号を書くのもNGです。
クレジットカードが不正利用された場合、暗証番号を知られやすいようにした過失があるとして、不正利用の補償が受けられない可能性があります。
覗き見に気をつける
気をつけたいのが、暗証番号を盗み見。
店頭で端末に暗証番号を入力する時や、キャッシングのATM操作時に背後から番号を覗き見している人がいないか注意してください。
油断しがちですが、店員さんが暗証番号を入力する手元を見ていないかということをチェックしてから入力してください。
ATM利用時には、後方確認ミラーで不審な人物がいないか確認し、不審な人物がいた場合はすぐにその場を離れるようにしましょう。
暗証番号を使い回さない
スマホのロック、ジムのロッカー……あらゆるところで4桁の暗証番号が求められます。
忘れやすいから…と同じ番号を使いまわしている方は要注意。
悪意のある人にスマホのロック解除やジムのロッカー利用時に暗証番号を見られれば、盗難の標的にされるかもしれません。
もし、同じ番号をクレジットカードの暗証番号に設定していると、盗難されたときにクレジットカードを不正利用されてしまうおそれがあります。
暗証番号は個別に設定するようにしましょう。
海外での注意点も
海外ならではの注意点もあります。
海外では、偽の警官がクレジットカードを提示するよう要求したうえで暗証番号を聞き出すといったことや、ATMの操作を教えるふりをして暗証番号を盗み見るといったことも起こりやすくなっています。
警察がクレジットカードの提示を求めたり、暗証番号を聞いてくることはありません。
また、親切に振る舞う人にも注意が必要です。警戒心を忘れないようにしましょう。
フィッシング詐欺
クレジットカード会社や実在するネットショップを装い、暗証番号の入力を促してくるフィッシング詐欺。
クレジットカード会社やネットショップが、メールでクレジットカードの暗証番号の入力を求めてくることはありません。
文面におかしな日本語が使われていたり、企業ロゴに違和感があるネットショップには特に注意が必要です。
また、スマホやパソコンでインターネットを開いているときに突然出てくる「当選しました」の画面にも騙されないようにしましょう。
豪華な景品が当たったとみせかけて、クレジットカードの番号や暗証番号の入力を求めてくることも。
普段利用していない怪しいサイトで、クレジットカード番号や暗証番号を入力してはいけません。
クレジットカードの暗証番号について、まとめ
暗証番号を忘れてしまうと誰でも焦るものです。とくに、店舗のレジまで来て忘れたときには「どうしよう!」とパニックになるかもしれません。そんなときは、当てずっぽうで入力するよりもサインへの切り替えをお願いしましょう。
あとから暗証番号照会をおこない、暗証番号の変更をおこなえばよいのです。
いずれにせよ、暗証番号を忘れてそのままにしておくのは絶対にNG。
新しい暗証番号へ変更する場合には、決め方はもちろん、暗証番号の管理にまで気を配るようにしましょう。