ラグジュアリーカードがハイステータスと言われる7つの特徴。クレカ研究Labの 志田愛仁が答えます

2016年11月に日本のクレジットカード業界に米国から突然現れた眩いクレジットカードと言えば、ラグジュアリーカードです。名前は聞いたことあるけれど、実際どんなクレジットカードなの?どんな人が申込めるの?ハイステータスカードってなに?
そんなちょっとしたクレジットカードのお話から、自分に合うステータスカードの選び方、そして知りたいけど、聞けなかったラグジュアリーカードの魅力について7つの特徴をあげてまとめました。
ステータスカード選びに悩んでいるときの参考にしてください。

インビテーションなしで自ら選べるハイステータスカード

大手企業に就職した、役職名がついた、収入が安定してきたなどビジネスステージが変わったときに選ばれやすいのがステータスカードです。
仕事へ真摯に向き合ってきた自分を評価し、多くの人に選ばれているクレジットカードではなく、選ばれた人こそ持てるクレジットカードに変えたいというのは、自然な思いではないでしょうか。

しかしながら、ゴールドカード以上のステータスカードというのはインビテーション(招待)がなければ持てないものもあれば、申し込める年齢に達していない、利用実績がないことで申込んでも持つことができないものもあります。
利用実績を積む、または年齢を待つなど、その期間を楽しめない方にとって、ステータスカードをすぐに持てないことは相当なストレスとなるでしょう。

憧れや目標としてステージが変わる前から利用しているなら良いですが、思いもよらなかった抜擢、想像以上の昇給などの急な出世や生活と収入が落ち着いてきたので持ちたいと思ったときに、年齢やインビテーションといった条件のあるクレジットカードを選んでいては時間がかかってしまいます。

ステータスカードの基本条件

ステータスは社会的地位という意味を持ちます。
そのため、社会的地位のある方が持つクレジットカードのことをステータスカードと呼ぶことから、基本的に一般カードよりも条件が厳しくなります。

1)年齢制限
20歳から申し込めるものも最近では多くありますが、30歳以上といった新社会人から経験を積んだ年齢を設けているステータスカードもあります

2)安定収入、継続的な収入
安定した継続収入を求められます

3)インビテーション
同カードでの実績を積み、利用と返済の部分で信頼を得られた場合に申込の連絡が届きます。

(4)高額年会費
年会費を支払ってこのステータスカードを持つというのが、ひとつのステータスとなっています。

このなかで、13について気になるところがあるという方は、【ラグジュアリーカードシリーズ】をチェックしてください。
ラグジュアリーカードはチタン、ブラック、ゴールド、ブラックダイヤモンド(招待制)の4種類を用意しています。

ラグジュアリーカードの使い心地をまずは知ってみたいならチタン、ソーシャルアワーに参加したいなど充実した会員特典を求めるならブラック、最大還元率と最高グレードの優待を求めるゴールドといったように、個々のライフスタイルや価値観で決めることができます。

ラグジュアリーカードのブラックダイヤモンドはインビテーション制とはなりますが、その前の実績作りにおいてもチタンやブラック、ゴールドはすぐにプラチナカード級のハイステータスカードを持つことができるので、ストレスなく使っていけるという魅力があります。

このコラムではステータスカードを探している方に、『申込みができて』『ステータスの高い』ラグジュアリーカードシリーズが、どうしてハイステータスカードと呼ばれているのか、その理由をまとめてみました。

クレジットカードは年会費もスペックに比例する

まずハイステータスと呼ばれている理由の前に、ステータスに関した基本的なことを確認しておきましょう。

ステータスカードは主にゴールドカードやプラチナカードと言った、名前(ブランド)とカードの表面の色、年会費で分かれています。

例えば同じゴールドカードという名前だとしても、発行元のブランドの違いもありますが、年会費無料のゴールドカードと年会費1万円のゴールドカードではスペックが異なり、年会費5万円のプラチナカード、年会費10万円のプラチナカードを見比べても、スペックは同じとはなりません。

年会費が高いクレジットカードは年会費無料のクレジットカードよりもスペックは良く、ブランド力や付帯しているサービスの質により年会費が高くなっている傾向があります。
つまり、同じブランドのクレジットカードシリーズを見たとしても、年会費というのはインパクト、付帯サービスの充実度や質、アフターフォローなどに比例していることが多いのです。

項目

ラグジュアリーカード
Mastercard® Black Card

Aゴールドカード

Bブラックカード

年会費

110,000円(税込み)
(満20歳以上、申込可)

約2,095円(税込み)申込可

55,000円(税込み)
(満30歳以上、申込可)

ポイント還元率

1.25%

0.49

0.50

旅行保険

海外/1.2億円
国内/1億円

海外/2,000万円
国内/2,000万円

海外/1億円
国内/1億円

会員優待
(ピックアップ)

空港ラウンジ、コンシェルジュ、グルメ、高級ホテル優待など
※質の良い優待が豊富

空港ラウンジ
優待は少ない

空港ラウンジ、コンシェルジュ、グルメ、ホテル優待など
優待は多め

ステータスカードを持ちたいけれど、年会費が気になってしまう方は、年会費をいくらまでと決めて探すようにしてみましょう。
そして自分の立場からステータスカードを持ちたいという方は、サービスの質やブランド力、どんなシーンで使うのかを考えて選ぶのがおすすめです。

総合的に優れたクレジットカードが良いと思うなら、ハイステータスカードを選んでおきましょう。

ラグジュアリーカードがハイステータスと言われる7つの理由

ラグジュアリーカードは名前から贅沢・豪華ともいえる高級品という和訳になります。
そしてハイスペックだからこそ、ハイステータスカードと呼ばれる理由があります。

それらについて7つでまとめてみました。

(1常識を覆す金属製カード

音声オンにして金属音をご確認ください。

プラスチックカードが主流のクレジットカードですが、ラグジュアリーカードは金属製となっています。
そのため、クレジットカードがひとつのアイテムというよりも、もっと重みがあり末永く使っていけるブランド品の持ち物というイメージです。

ラグジュアリーカードは特許を取得した独自の金属製デザインと構造を施し、耐久性に加えプレミアム感があることから、持った瞬間から特別的な感情を持つことができるのです。

筆者自身、はじめてラグジュアリーカードが届いた日のことを今でも覚えているほど衝撃でした。
まず届いたということが嬉しいことでしたが、一般的な封書で届くクレジットカードとは違い、シンプルながらしっかりとした箱に入って宅配便で届いたからです。
そしてプレゼントが届いたかのような気持ちで箱を開けると、ラグジュアリーカードだけが入っていました。
ラグジュアリーカードの重みも一般のクレジットカードしか持ってこなかった自分には感動できるものでした。

動画を見る方はこちら

日常使い用にと買ったバッグと憧れて買ったブランドバッグは思い入れが違います。
ラグジュアリーカードはそれに近い感覚で使うクレジットカードでしょう。

2)補償が充実

海外旅行保険が最高1.2億円自動付帯、国内旅行保険はラグジュアリーカードで旅行代を支払った場合に最高1億円が付帯されます。

ステータスカードの多くは海外旅行保険が最高1億円で、なかには旅行代金の支払いをすることによって最高額とするものもあります。会員なだけでここまで大きな補償があるのは、とても安心できます。

またラグジュアリーカードの旅行保険は家族特約(最高1,000万円)もついているので、家族に万が一のトラブルが発生したときの備えにもなります。

3)会員特別待遇

ラグジュアリーカードで予約したレストランでのコース料理のアップグレード、2名以上の予約で1名分無料といったグルメに関した優待のほかにも、宿泊ホテルのアーリーチェックイン、お部屋のアップグレード、ウェルカムアメニティといったトラベル、国立美術館の無料鑑賞など国内外で利用できるサービスが豊富に揃っています。

お得を逃さないためのポイント
ラグジュアリーカードをもったら『LUXURY CARDアプリ』の登録を必ずしてください。このアプリに登録することで、毎週のように会員特典がスマホに届きます

会員優待の例
(例1)会員限定の優先情報/予約困難なクルーズトレインの限定枠の案内
2013年の10月に運航が始まり、今でも予約後の抽選次第で乗ることができる人気のクルーズトレインもラグジュアリーカード会員であれば先着順で申込できます。

(例2)会員限定のスペシャル情報/日本にたった1セットしか存在しない、伝説のコレクター垂涎ワインチェストの1セット限定販売
限定販売は情報をいち早く掴んで、すぐに予約注文しなければいけません。
情報を探している方と届く方の時間差を考えるとアプリから届けてもらった方が、間違いなく効率が良いでしょう。

(例3)会員特典の日程情報/日頃使うラウンジやソーシャルアワーの開催日時、場所なども届く
ラグジュアリーカードラウンジやラウンジアワーなどの営業のお知らせやソーシャルアワーの日程が送られてくるので、忘れがちな方も情報を探しに行くのが面倒な方にもパッと見られて便利です。

届いた情報はアプリ通知を可にしておけば画像のようにポップアップで確認できるので、どのような特典かをすぐにチェックできるスマートさ。その特典の詳細を知りたいときにタップするだけです。

こちらからアプリを開かなくて届けられるので、「情報は見に行かないと分からない」といったストレスがありません。
こういったように会員が情報を探しにいくのではなく、毎週のようにポップアップで届けられるという情報提供をしているのは、筆者が知る限りラグジュアリーカードだけです。
会員を大切にするラグジュアリーカードの思いも届けられているような気持ちです

4)コンシェルジュ

ラグジュアリーカードのコンシェルジュは自動音声案内がなく、直通であること、そしてメールで返答をもらうこともできます。スムーズな対応が魅力的です。
また、クレジットカード業界でも珍しいライブチャット※による対応を提供しています。※ゴールド会員限定

  • チタン/問い合わせは電話のみ。回答は電話かメールでもらうことができる
  • ブラック/問い合わせ、回答共に電話かメールで受け答えが可能
  • ゴールド/問い合わせ、回答共にライブチャット、電話、メールで受け答えが可能

またコンシェルジュの質という部分でもこだわりがあり、担当者が受け答え別々ではなく、同担当で終了まで寄り添ってくれる親身さも良いところです。
コンシェルジュは本当に便利なサービスなので、いつでも使えるように初めは単価の安い飲み会の予約などを行なって雰囲気や流れを掴んでおくといいでしょう。

筆者が初めてコンシェルジュを使ったときは「この限定ビールを買いたい」という内容でした。少額ながら丁寧に対応してくれたのを覚えています。

またラグジュアリーカードが届いてから、今まで使っていたクレジットカードの公共料金の支払いを変更するのに時間がかかってしまっていたところ、コンシェルジュから「使い方などで何か困っていることはありませんか?」と電話連絡をもらえたことで、グッと親近感が沸きました。

会員を本当に大切に思ってくれているんだなと思ったときでした。

5)マスターカードランクによる待遇

クレジットカードにはVISA、マスターカード、JCB、アメリカン・エキスプレスなど必ず国際ブランドが付いています。

そのなかでもマスターカードは独自のランクを展開しており、ラグジュアリーカードは全てのカードがマスターカード最上級ランクの【ワールドエリートMastercard】となります。

現在、国内ではラグジュアリーカードと三井住友トラストクラブのみの希少性あるランクです。
2022年2月現在/Mastercard公式HPより

ワールドエリートMastercardのマスターカードを持つと、下記のような特典が受けられます。

特典例

Taste of Premiumを通じてBookig.comから予約した場合6%から10%のキャッシュバック(2022年331日まで)

Taste of Premiumを通じてザ・リッツ・カールトン・レジデンス、ワイキキビーチ」予約で宿泊料金15%割引、1泊あたり25米ドル分のリゾートクレジットを贈呈(2022331日まで)

Taste of Premiumを通じてHotels.comを予約すると最大9%割引(2022年1231日まで)

・全国約200店の有名レストランにて最もおすすめするコースを2名以上の利用で、1名が無料(月2回まで/2022331日)

載せたのは一例ですが優待は多くあります。
国際ブランドによる優待が受けられるのもラグジュアリーカードの特長です。

6)ラグジュアリーラウンジ

エリア 名称/公式サイト 店名
東京 マンダリン オリエンタル 東京 オリエンタルラウンジ
東京 銀座ミュージックバー 銀座ミュージックバー
東京 グランドプリンスホテル新高輪 メインバー あさま
東京 ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町 Sky Gallery Lounge Levita
東京 ザ・ペニンシュラ東京 Peter
神奈川 インターコンチネンタル横浜 Pier 8 Larboard
神奈川 REVOLVER Booze & Coffee REVOLVER Booze & Coffee
名古屋 名古屋プリンスホテル スカイタワー Sky Dining 天空 BAR
名古屋 名古屋マリオットアソシアホテル スカイラウンジ ジーニス
大阪 コンラッド大阪 40スカイバー&ラウンジ
大阪 セントレジス大阪 La Cave
大阪 ラウンジ&バー グラン・ブルー伊丹空港店 ラウンジ&バー グラン・ブルー伊丹空港店
京都 季の美ハウス 季の美ハウス
京都 ザ・ホテル青龍 京都清水 restaurant library the hotel seiryu terrace (2階)
京都 フォーシーズンズホテル京都 ブラッスリー
神戸 ラ・スイート神戸ハーバーランド グラン・ブルー
福岡 グランド ハイアット 福岡 マティーニーズ

提供メニューは異なりますが、ラグジュアリーカード会員限定で以下の特別なメニューが利用できます。
それでは五つ星ホテルのザ・ペニンシュラ東京のラウンジ「Peterバー」を例にとってご紹介いたしましょう。

利用可能日
ブラックダイヤモンド/ ゴールドカード/ ブラックカード会員様:毎日

チタンカード会員様:月曜~木曜

利用可能時間
17:00~20:00(最終入店 19:00 LO19:30)

料金
おひとり様3,000円(税サ込み)

2ドリンク(スパークリングワイン、赤・白ワイン、ビール、ソフトドリンクからお選びいただけます)
+スナック(Peterスタイルフライドポテト)

通常であれば、ドリンク2杯とスナックのみでも5,000円はかかりますが、
ラグジュアリーカード会員であれば、上記のメニューが何と3,000円で提供されます。
有楽町という好立地にあるペニンシュラ東京であれば、会社帰りやお買い物の後の休憩スポットとしても利用しやすいのでは?
17時から20時まで、という時間を生かして夕食の前の待ち合わせとしても活用できそうです。

このように厳選された空間と時間が提供されているのがラグジュアリーラウンジの魅力です。

7)ポイントプログラム

ステータスカードはポイントプログラムを強化しているものは多くありません。
それは付帯されているサービスに特化しているからとも言えます。

でもラグジュアリーカードは、チタンで1%から2.2%(キャッシュバック1/商品交換2.2%還元)、ブラックなら1.25%から2.75%(キャッシュバック1.25/商品交換2.75%)と高還元です。
また最大還元率を公表しているのも信頼できるところです。

今回は7つのポイントに絞ってあげてみましたが、このほかにも会員特典は多くあります。
【価値のあるクレジットカード】とも言えるハイステータスカードです。

クレジットカードを使う機会の多い方にこそ向いている

社会的地位がある方はもちろん、年収が良い方やキャリア・エリートの方というのは、カード払いを利用することが多いのではないでしょうか。
また行く先々ではクレジットカードが使えないというところも珍しいため、お金を持ち歩く、人前でお金を出すということを控えている方もいます。

ラグジュアリーカードはカード払いの機会が多く、お会計をスムーズにスタリッシュに行ないたい、それでいて会員ならではの優待があると嬉しい方に向いています。

またラグジュアリーカードはいわばひとつのブランド品。
自分を表現し、優位性を持つアイテムとしても有効です。
少しでも気になったときは一度手に取って、その良さを体感してください。