ラグジュアリーカードのマイル還元率を徹底解説!交換できるマイルの種類は?
クレジットカードを利用して獲得したポイントの交換先として人気を誇るマイル。貯めたマイルは、特典航空券やアップグレード特典と交換できるほか、ホテルの宿泊やショッピングなどさまざまな使い道があるのが魅力です。せっかくならマイルを貯めやすいクレジットカードを選びたい。そんな方におすすめなのが、ラグジュアリーカードです。業界トップクラスの高還元率で、効率よくマイルを貯められます。ここでは、ラグジュアリーカードのマイル還元率や、交換できるマイルの種類、カードを利用するメリットを詳しく解説します。
2023年11月6日(月)より、ラグジュアリーカードの税金決済時のポイント進呈方法を変更します。
2024年4月6日(土)以降、上記のポイント進呈方法の変更に加え、条件が追加になります。
詳しくはこちらをご覧ください
Contents
ラグジュアリーカードのマイル還元率
マイルをしっかり貯めたいという方は、マイル還元率に着目することが大切です。マイル還元率とは「クレジットカードの利用金額に対して、どのくらいのマイルが貯まるかの割合」を指します。
まずは、ラグジュアリーカードのポイント還元率を見ていきましょう。ラグジュアリーカードにはチタン、ブラック、ゴールドの3券種があります。一般的なクレジットカードの還元率は0.5%程度で、1.0%を超えると高還元率と呼ばれます。ラグジュアリーカードのポイント還元率は常時1.0%〜1.5%ですから、かなりの高還元率であることがわかるでしょう。
それぞれのカードのポイント計算方法と還元率は以下のとおりです。1ポイントあたりの価値は1円に相当します。
※ラグジュアリーカードは「わかりやすく」をコンセプトにポイントの計算方法をより明確にしています。
券種 | ポイントの計算方法 | ポイント還元率 |
---|---|---|
ゴールドカード | 200円につき3ポイント | 1.5%相当 |
ブラックカード | 200円につき2ポイント +利用明細ごとに400円につき1ポイント |
1.25%相当 |
チタンカード | 200円につき2ポイント | 1.0%相当 |
カードのポイントをマイルに変換する際の交換レートは、1ポイント=0.6マイルです。
- ゴールドカード
→0.6マイル×ポイント還元率1.5%=0.9% - ブラックカード
→0.6マイル×ポイント還元率1.25%=0.75% - チタンカード
→0.6マイル×ポイント還元率1.0%=0.6%
したがって、ラグジュアリーカードのマイル付与率は0.6〜0.9%という計算になります。ちなみに、マイルの移行手数料は無料です。貯めたポイントを無駄なくマイルに移行できます。
それでは実際に、月間のカード利用金額が100万円の場合、年間に獲得できるマイル数を計算してみましょう。
- ゴールドカード
→100万×12か月×0.9%=108,000マイル - ブラックカード
→100万×12か月×0.75%=90,000マイル - チタンカード
→100万×12か月×0.6%=72,000マイル
例えばANAの場合、レギュラーシーズンでビジネスクラスを利用する場合、
日本~ハワイは往復65,000マイル。東京~沖縄は往復18,000マイルです。ラグジュアリーカードで上手にポイントを貯めれば、それだけで毎年の旅行が可能となるでしょう。決済金額が大きくなる法人カードであれば、さらなるマイルが期待できます。
※ANA公式サイトを参考にマイルを算出(2023年7月現在)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/amc/award/domestic/terms/
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/amc/award/international/terms/
交換できる航空マイルの種類は?
複数のマイレージプログラムに移行できるクレジットカードは、それほど多くありません。特にJALとANA両方のマイルに交換できるカードは限られています。ラグジュアリーカードの利点は、交換できる航空マイルの種類が豊富であることです。JALやANAはもちろん、それ以外のマイルも貯められます。
対象となる航空会社は以下の4社です。
JALマイル(日本航空)
移行レート:1ポイントあたり0.6マイル~
1,000ポイント以上、500ポイント単位でマイル交換が可能です。以前は年間15,000マイルという移行上限がありましたが、撤廃されました。移行に際しては、事前に「JALマイレージバンク」に入会し、お得意様番号を取得しておく必要があります。
ANAマイレージクラブ(全日空)
移行レート:1ポイントあたり0.6マイル~
1,000ポイント以上、500ポイント単位でマイル交換が可能です。年間の上限はありません。申込に際しては、まず「ANAマイレージクラブ」に入会し、会員番号を取得しておく必要があります。
マイレージプラス(ユナイテッド航空)
移行レート:1ポイントあたり0.6マイル~
2018年からユナイテッド航空の「マイレージプラス」へ交換が可能となりました。ANAと同じスターアライアンスに加盟しており、使い勝手のいいマイレージプログラムです。1,000ポイント以上、500ポイント単位でマイル交換が可能です。申込に際しては、事前にマイレージプラス・プログラムに入会し、会員番号を取得のうえ、カスタマーサポートへ電話する必要があります(オンライン不可)。
問い合わせ先:0120-080-392(9:30~18:00 日祝年末年始休)
Hawaiian Miles(ハワイアン航空)
移行レート:1ポイントあたり0.6マイル~
移行は1,000ポイント以上、500ポイント単位でマイルに交換できます。オンラインでは手続きできないため、カスタマーサポートへ電話する必要があります。その際、ハワイアン航空のマイレージプログラム「Hawaiian Miles(ハワイアンマイルズ)」のアカウント番号が必要になるので、あらかじめ入会手続きを済ませておきましょう。
問い合わせ先:0120-080-392(9:30~18:00 日祝年末年始休)
ラグジュアリーカードでマイルを貯めるメリット
ラグジュアリーカードでマイルを貯めることで、次のようなメリットがあります。
- 年間の移行上限が無い
- JAL・ANA両方のマイルに対応
- ポイント減算対象が無いので漏れなくマイルに交換可能
年間の移行上限がない
クレジットカードの中には、1年間に移行できるマイル数に上限を設けられているものもあります。せっかく貯めたポイントが中途半端に余ってしまってはもったいない話です。ラグジュアリーカードにはこうした移行上限がありません。年間の上限を気にすることなく、好きなだけマイルに移行することができます。
JAL・ANA両方のマイルに対応
日本の2大航空会社といえば、JALとANAです。どちらも国内の主要空港に就航していますが、ローカル路線ではJALグループのみ、ANAグループのみ就航している場所もあります。行き先によってJALとANAを使い分けて利用したい……。そんな方にもラグジュアリーカードはおすすめです。JALとANAの両方に対応しているので、どちらのマイルも貯めることができます。さらに、ハワイアン航空、ユナイテッド航空のマイレージプログラムへの移行も可能。どの航空会社を選択してもマイルの移行レートは変わりません。
ポイント減算対象がないので漏れなくマイルに交換可能
クレジットカードによっては、法人税や固定資産税といった税金の支払いはポイント還元の対象外もしくはポイント減算対象としている場合があるので注意が必要です。ラグジュアリーカードは、税金の支払い時もポイント還元率が変わりません。いつでも1.0%〜1.5%の高還元率でポイントを効率的に貯められます。
こうした条件をすべて満たしているカードはごく限られています。賢くマイルを貯めるなら、ラグジュアリーカードがおすすめです。もしマイルをためるためにクレジットカードを検討している方は、上記で上げた条件をご確認ください。
マイルがたくさん貯まったら、特典航空券と交換して、どこでも好きな場所に出かけられます。ラグジュアリーカードには、世界の空港ラウンジを無料で利用できる「プライオリティ・パス」のサービスが付帯しており、空港での待ち時間も快適です。軽食やドリンクを楽しみながら、搭乗までの時間をゆったりと過ごすことができます。
まとめ
クレジットカードで貯まったポイントの使い道はたくさんありますが、なかでも人気なのがマイルに交換する方法です。「マイルを貯めてお得に海外旅行に行きたい」「出張費の削減に役立てたい」。そんな方におすすめなのが、ラグジュアリーカードです。貯まったポイントは、JALとANAを含む航空会社4社のマイルに移行できます。交換手数料はすべて無料です。移行の上限もないので、安心してポイントを貯めて、好きなタイミングでマイルへ移行できます。ラグジュアリーカードを利用して、マイルを賢く貯めていきましょう。