ラグジュアリーカードで利用できるマリオットボンヴォイ加盟ホテルの特典を解説
ラグジュアリーカードには「国内ホテル優待」という特典があります。これはラグジュアリーカードのコンシェルジュを通して国内ホテル優待の対象となるホテルを予約すると、部屋のアップグレードや朝食が無料になるなどの特典が得られるというプログラムです。今回は国内ホテル優待の中でも、マリオットボンヴォイ加盟ホテルで受けられる特典や対象となるホテルについて解説していきます。
ラグジュアリーカードのホテル特典について
ラグジュアリーカードでは、国内外のザ・リッツ・カールトン、ハイアット、東急ホテルズ、ANAインターコンチネンタル 、ザ・ひらまつなど、世界3,000軒以上の宿泊施設でのホテル優待(VIPホテル優待)を受けることができます。特典の内容はホテルによって異なりますが、カード会員限定価格での宿泊利用や優先予約、客室のアップグレード、朝食の無料提供、アーリーチェックイン&レイトチェックアウト、ウェルカムギフトや100米ドル相当のホテルクレジット付与などが用意されています。その内容を金額に換算するとなんと1滞在あたり500ドル(約70,000円)に相当し、とてもお得なメンバー向けプログラムとなっています。
これらラグジュアリーカードのホテル特典のなかのひとつに「マリオットボンヴォイ」があります。
マリオットボンヴォイとは?
マリオット ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)とは、マリオット・ホテルやザ・リッツ・カールトン、シェラトン、ウェスティンなどが参加する、世界最大のホテルプログラムのことです。このホテルプログラムに入会することでポイントが貯まり、航空会社のマイルと交換できたり、会員料金でのホテル利用、客室Wi-Fiが無料になるなどの特典を受けることができます。また会員は年間の宿泊数に応じてランクが上がり、特典もよりお得で豪華なものに変わっていきます。会員のランクは6段階に分かれており、会員(入会時)、シルバーエリート(年間10泊)、ゴールドエリート(年間25泊)、プラチナエリート(年間50泊)、チタンエリート(年間75泊)、アンバサダーエリート(年間100泊)となっています。年間の宿泊数が増え上級会員になると、無料の客室アップグレードやレイトチェックアウトなどの特典が受けられるようになります。
ラグジュアリーカードのホテル優待は、マリオット ボンヴォイに加入していなくとも、これらの特典をラグジュアリーカードの会員として受けられるようになるプログラムです。
ラグジュアリーカードで特典をご用意しているマリオットボンヴォイ加盟ホテル
先述のように、ラグジュアリーカードのホテル優待は国内外3,000軒以上のホテルで利用することができます。ここではラグジュアリーカードのホテル特典を利用できる、国内のマリオットボンヴォイ加盟ホテルを紹介しておきましょう。
- 東山ニセコビレッジ・リッツ・カールトン・リザーブ(北海道)
東山ニセコビレッジ・リッツ・カールトン・リザーブは、北海道虻田郡ニセコ町にあるリッツ・カールトンの系列ホテルです。人里から離れ、雄大な自然を満喫できるニセコビレッジの中にあり、四季折々の自然と温泉、ゴルフ、ウィンターアドベンチャーなどを楽しむことができます。
- ザ・リッツ・カールトン 日光(栃木)
栃木県日光市に所在し、東京から2時間半ほどでいけるザ・リッツ・カールトンの系列ホテルです。中禅寺湖の湖畔にあり、レストランやスパ、バーラウンジなど、豪華な施設を備えたリゾートホテルとなっています。
- メズム東京 オートグラフ コレクション(東京)
東京港区にあり、ゆりかもめの竹芝駅から徒歩で3分、JR浜松町駅からでも徒歩6分という好立地に建つラグジュアリーホテルがメズム東京 オートグラフ コレクションです。ガーデンビューの部屋からは浜離宮恩賜庭園を眺めることができ、夜になればベイエリアの夜景を一望できます。
- 東京エディション虎ノ門(東京)
東京の港区虎ノ門に所在するラグジュアリーライフスタイルのホテルです。デザインは有名建築家の隈研吾氏が担当し、ホテル内は翡翠(ひすい)やサファイア、ゴールドなどを想わせるカラーでコーディネイトされています。高級感あふれる空間で、ゆったりと過ごすことのできるホテルと言えるでしょう。
- ザ・リッツ・カールトン東京(東京)
東京・六本木に所在し、5つ星を誇るリッツ・カールトンの系列ホテルです。全客室が47階以上という高層階にあるザ・リッツ・カールトン東京の特徴は、なんといってもその眺望です。昼は晴れていれば遠くに富士山を眺めることができ、夜になれば東京の夜景を独り占めできます。
- ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町(東京)
千代田区の紀尾井町という好立地に建つラグジュアリーホテルが、ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町です。ホテルからさまざまな場所へのアクセスが良いことも特徴の一つですが、一番の特徴は何と言っても客室からの眺望です。ほとんどの客室の窓ガラスは一枚でできており、ギャラリーの名の通り窓から見える景色はまるで一枚の絵のよう。館内にも多くのアートが飾られ、ホテル全体がギャラリーとなっています。
- ザ・リッツ・カールトン京都(京都)
京都市の中京区鴨川二条大橋畔にあるザ・リッツ・カールトン京都は、東山三十六峰を眺めることができる鴨川のほとりに建っています。館内は和のデザインに統一され、源氏物語をテーマにした400点以上のアートが点在しています。外資系のホテルでありながら、和の心を存分に楽しめる設備と心遣いを備えたホテルとなっています。
- HOTEL THE MITSUI KYOTO(京都)
京都市中京区二条油小路町に所在する5つ星のラグジュアリーホテルが、HOTEL THE MITSUI KYOTOです。ホテルの建つ敷地は、三井家(江戸時代の豪商で、三井財閥の創業者一族)の総領家(北家)があった場所。ホテルの敷地内には歴史的な建造物や遺構が大切に保存され、館内の客室も歴史を感じさせる和のデザインとなっています。
- 翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都(京都)
桜や紅葉の名所として知られる京都随一の景勝地・嵐山の近く、保津川のほとりに佇むのが翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル 京都です。翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル 京都の特徴は、全39室の客室のうち17室に、天然温泉が楽しめる専用露天風呂を設置していること。また館内や客室も、日本の伝統美を随所にあしらったモダンなデザインとなっています。
- ウェスティン都ホテル京都(京都)
美しい町並みが広がる京都の東山(京都市東山区粟田口華頂町)に所在するのが、ウェスティン都ホテル京都です。ウェスティン都ホテル京都は、天然温泉を利用した京都最大級のスパ施設や和の雰囲気の結婚式場、大人数での講演会や記念パーティー、国際会議にも使える大型のバンケットを備えたラグジュアリーホテルです。
- セントレジスホテル大阪(大阪)
セントレジスホテル大阪は大阪のほぼ中心に位置し、大阪のメインストリートである御堂筋沿いにあります。バトラーサービス※が有名で、ウェルカムドリンクや服のプレスサービス、靴磨きなど、顧客のあらゆる要望に対応してくれます。※イギリス貴族に仕える執事(Butler)のように、顧客のあらゆる要望をきいてくれる専属の客室係
- W大阪(大阪)
W大阪は、大阪市中央区に所在するラグジュアリーホテルです。W大阪のデザインは世界的建築家の安藤忠雄氏が手がけ、外観は黒を基調としたシンプルでスタイリッシュなデザインとなっています。客室も斬新で大胆なデザインが特徴となっており、ホテル全体がシンプルでありながら必要十分な機能性を持つ機能美にあふれています。
- ザ・リッツ・カールトン沖縄(沖縄)
沖縄本島中部に位置する名護市に所在するのが、ザ・リッツ・カールトン沖縄です。客室からは名護湾を一望することができ、館内にはプールやスパ、沖縄料理を楽しめるレストランなどが完備されています。またザ・リッツ・カールトン沖縄の外観は世界遺産の首里城をモチーフにしており、琉球赤瓦と琉球石灰岩の白い壁が印象的な作りとなっています。
- ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪)
ザ・リッツ・カールトン大阪は、リッツ・カールトンが初めて日本に進出した記念すべきホテルです。その特徴はクラシカルな内装。英国貴族の邸宅を想起させる家具やソファー、マホガニーの壁、クリスタルのシャンデリアなど、重厚かつクラシカルな佇まいは他に類を見ないデザインです。またミシュランの一つ星を10回以上獲得しているフレンチ「ラ・ベ」もぜひ訪れたいレストランです。
- JW マリオット・ホテル奈良(奈良)
奈良県初の外資系ラグジュアリーホテルが、JW マリオット・ホテル奈良です。またJWマリオットは、本ホテルが日本初進出となります。奈良市の市街地にある洗練されたラグジュアリーホテルで、古都ならではのエッセンスをホテル空間に取り入れると同時に、奈良の自然美と伝統を尊重したデザインとなっています。全158の客室には、奈良の古民家に見られるようなナチュラルで暖かな色調を採用し、訪れる人の心を癒す工夫を随所に施しています。
- イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古(沖縄)
沖縄本島から飛行機で、宮古空港まで約50分。宮古島の隣にある伊良部島に所在するのが、イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古です(宮古島とは伊良部大橋でつながっています)。オーシャンブルーの海を臨む珊瑚礁のビーチにあるこのホテルでは、季節を問わず極上のリゾートライフを満喫できます。全58室の客室には広い屋外バルコニーやガーデンが設けられており、潮騒と伊良部ブルーと呼ばれる海の景色を心ゆくまで楽しむことができます。
ラグジュアリーカードに付帯する特典内容
先述のようにラグジュアリーカードのホテル優待は、ホテルによって特典の内容が少しずつ異なります。前章でもご紹介したリッツ・カールトングループのホテルであれば、下記のような特典が利用可能です。
- フルブレックファースト(毎日2名様)
- 100米ドル相当のホテルクレジット(1滞在1室につき)
- ウェルカムアメニティ
- 客室のアップグレード/アーリーチェックイン/レイトチェックアウト
(チェックイン/チェックアウト時の空き状況により利用可能)
リッツ・カールトングループのホテルであれば、通常ブレックファーストの価格は1人5千円前後になります。また100米ドルは現在のレートで1万4千円相当に換算できます。このことからもラグジュアリーカードのホテル優待は、かなりお得な優待であることがおわかりいただけるのではないでしょうか。
まとめ
1滞在あたり平均70,000円にも相当する、ラグジュアリーカードのホテル優待。ビジネスやプライベートでホテルを利用することが多いのであれば、利用しないという選択肢はないでしょう。またホテルプログラムのマリオットボンヴォイにも加入しておけば、ラグジュアリーカードのホテル優待を受けると同時に会員ランクも上げていくことができます。ダブルでお得になるラグジュアリーカードのホテル優待を、ぜひご利用下さい。
当記事は2023年1月時点での情報をもとに執筆しています。