クレカLabの志田愛仁が伝えるラグジュアリーカード会員を守ってくれる保険と補償について

国内外に旅行へ行くときに「旅行保険の加入」を勧められたことはありませんか。
旅行保険の加入は義務ではありませんが、万が一に備えておくと安心です。
でも勧められるタイプはツアー料金と別になっていることが多いので、加入を忘れてしまう、別途手続きがいるならいいやと思ってしまいがち。
実はそんな手続きが必要な旅行保険も、ラグジュアリーカードの会員であれば手続き不要で手厚い旅行保険が適応されています。
旅行前にラグジュアリーカードでツアー料金を支払ったり、出発前の航空券を購入したり、公共交通機関の支払いをしておくだけでOKなんです。
また、海外旅行保険は自動付帯となるためラグジュアリーカードの決済がなくても適応されます。
でもラグジュアリーカードについている保険だけで大丈夫? という方に、今回はラグジュアリーカードに付帯されている保険と補償についてまとめました。

旅行先で多いトラブルについてチェック

まず初めに旅行保険はどんなときに使えるのか(補償されるのか)について実例をあげてチェックしていきましょう。

意外にも「前の旅行でこんなことがあったな」と思い当たるものもありますよ。

海外旅行編

2017年度 事故発生件数・支払い保険金の割合

海外旅行保険に加入される方の28人に1人が何らかの事故・病気にあわれています。2017年度事故発生率3.57%。
エイチ・エス損保調べ(20186月現在 期間20174月~20183月)

H.I.S.公式ホームページより引用
https://www.his-j.com/hoken/help.html

海外64か国128都市191拠点(国内173拠点)を持つH.I.S.のエイチ・エス損保調べによると、海外で最も合いやすいトラブルは【携行品損害】となり、続いて【航空機遅延】【航空機寄託手荷物遅延】【旅行事故緊急費用】になります。

クレジットカードの旅行保険でよく見かける最高2,000万円といった死亡保障は4番目の0.2%ほど。つまり、利用されるトラブルは携行品や飛行機に関したことになっているということになります。

なので、旅行へ行くときはクレジットカードの携行品損害と航空機に関した補償がしっかりあるかを確認しておいてください。

ただ上の図の保険金支払額を見ると【治療・救済費用】がトップになっています。

そのため、現地で万が一に病院へかかってしまったときは高額費用となるので、クレジットカードの補償額が大きいことや内容が充実しているということは、安心できる大事な要素と言えます。

携行品損害の実例

ケース1
航空会社に預けたスーツケースが戻ってきたところ、持ち手が破損していた。
(発生費用約5,000/エジプト)

ケース2
歩行中に、後ろから来たバイクに財布等が入っていたカバンをひったくられた。
(損害費用約24,000/インドネシア)

ケース3
眼鏡を落としてしまい、右レンズが欠けてしまった。
(損害費用約16,000/韓国)

そのほかにも搭乗中の飛行機内で座席にスーツをひっかけて破れてしまった、ホテルの洗面台の蛇口が壊れていて水をかぶった腕時計が動かなくなったなど、旅行中で起きたアンラッキーだと思っていたことが、意外にも補償対象だったということがあります。

ラグジュアリーカードでは、ゴールドカード、ブラックカード、チタンカード全てで携行品損害保険は(1事故の自己負担額3,000円)1旅行中100万円限度、保険期間中100万円限度が付帯されています。
他クレジットカードでは10万円から50万円の間が多く、100万円の補償額はプラチナカード以上の補償となっています。

ケース1
嘔吐下痢のため現地病院で受診したところ、急性胃腸炎と診断され入院することとなった。
(治療費約22万円/韓国)

ケース2
ウォータースライダーで頭をぶつけ、現地病院で受診。治療費が発生。
(治療費約30万円/ハワイ)

ケース3
夜間に石畳で転倒し手首を骨折。現地にて受診し、帰国後も通院。
(治療費約65万円/フランス)

エイチ・エス損保たびとも公式HPより引用

大きな病気以外にも食あたりや慣れていない道で転んでケガをするということも考えられます。これらは不慣れな現地で起こりやすいトラブルともいえるので、大きな補償があると安心です。

ラグジュアリーカードなら疾病治療費用保険金は200万円程度、家族が現地にかけつけられる救援者費用保険金が保険期間中500万円程度でカバーしてくれます。

そのほかにもラグジュアリーカードには海外緊急医療アシスタントサービスがついており、現地からでも日本語で電話相談ができます。36524時間対応なのも安心できます。

国内旅行編

国内旅行は海外旅行とは違い、国内となるため疾病治療費用保険金や救援者費用保険金などはなく、一般的には傷害死亡・後遺障害保険金のほか、1日あたりで支払われる入院保険金、通院保険金となっています。ラグジュアリーカードはそのほかに、乗り継ぎ遅延費用や受託荷物遅延費用などの航空機遅延費用も付帯されています。

例えば国内旅行中に宿泊したホテルの階段を踏み外して骨折をしたり、帰りの飛行機で預けた荷物がなくなってしまったりという場合に国内旅行保険が使えます。

国内旅行保険は利用付帯となっているので、ツアー料金をラグジュアリーカードで決済する、または航空券の購入、集合場所に集まる前にタクシーを利用して決済するなど公共交通機関の料金をラグジュアリーカードで支払っておいてくださいね。

ラグジュアリーカードについている保険と補償とは?

旅行保険と検索すると多くの記事が出てきますが「海外旅行保険最高2,000万円」といった表記だけで内容の説明がないものもあり、実際は保険名からなんとなくこんなことを補償してくれるんだろうなと思っている方もいるのではないでしょうか。

なんとなくだけで知っているため、本当は使えた補償なのに使っていないということにならないように、ラグジュアリーカードに付帯されている保険や補償がどんなものなのかを見ていきましょう。

海外旅行傷害保険(自動付帯)

カード会員

家族特約対象者(※)

補償となる場合

傷害死亡・後遺障害保険金

最高12千万円

最高1,000万円

偶然な事故によるケガが原因で、事故の日を含めて180日以内に亡くなられたとき、または然な事故によるケガが原因で、事故の日を含めて180日以内に後遺障害を生じたとき、その程度に応じた場合

障害治療費用保険金

200万円限度

事故の日を含めて180日以内に偶然な事故によるケガが原因で医師の治療を受けられたとき

疾病治療費

200万円限度

疾病が原因で旅行期間終了後48時間以内に医師の治療を受けられたとき、または特定の伝染病が原因で14日以内に医師の治療を開始したとき

携行品損害保険金
1事故自己負担額3,000円)

1旅行中100万円限度 保健期間中100万円程度

携帯品が盗難、破損、火災などの偶然の事故にあって損害を受けたとき

賠償責任保険金※1

最高1億円

他人の身体の障害または他人の財物の破損または紛失について法律上の賠償責任を負ったとき

救援者費用保険金

保険期間中500万円程度

捜索救助や家族を現地に呼ぶ等が必要になった場合

航空機遅延費用

乗継遅延費用

1回の到着便の遅延について最高2万円(宿泊料金・食事代)

搭乗した航空便の遅延により乗継できず、4時間以内に代替便を利用できなかったとき

出航遅延・欠航・搭乗不能費用

1回の出航遅延・欠航もしくは運休・搭乗不能について最高2万円(食事代)

4時間以上の出航遅延、欠航・運休または搭乗予約受付業務のかしによる搭乗不能により、4時間以内に代替便を利用できなかったとき

受託手荷物遅延費用

1回の受託手荷物の遅延について最高2万円(衣類・生活必需品)

搭乗した航空便に預けた手荷物が航空便の到着後6時間以内に到着しなかったとき

受託手荷物紛失費用

1回の受託手荷物の紛失について最高4万円(衣類・生活必需品)

搭乗した航空便に預けた手荷物が航空便の到着後48時間以内に到着しなかったとき

※1賠償責任保険はゴールドカードのみ対象

全体的に保険内容は充実していますが、筆者としては高価なコートがホテルのドアノブあたりに引っ掛かり破れてしまったり、撮影しようと持っていた一眼レフカメラが盗難されたりと起こりうる率の高い、携行品損害補償が100万円となっているところは高評価です。

クレジットカードによっては30万円や50万円などを限度にしているものあります。旅行へ行くときは高価なものを持っていきやすい、身に着けやすいという方は高めの設定になっているクレジットカードがおすすめです。

またもう一つ注目してもらいたい保険として賠償責任保険が挙げられます。

これは例えばホテルで転び、窓ガラスや花瓶といったインテリアを破損してしまったり、な他人に対してケガを負わせてしまったり、財物を破損してしまったりしたときに支払われるものです。

ラグジュアリーカードのゴールドカードは最高1億円で家族特約にもなっているので、会員本人ではなく家族旅行中の子供が起こしてしまったことも対象になります。

万が一に備えて大きな補償があるというのは本当に安心できるポイントでしょう。

ラグジュアリーカードゴールドカード

賠償責任保険金

最高1億円

A社プラチナカード

賠償責任保険金

最高3,000万円

B社プラチナカード

賠償責任保険金

最高5,000万円

続いて、海外よりも国内旅行へ行くことが多いという方は、国内旅行保険の内容を見ておきましょう。

国内旅行傷害保険(利用付帯)

カード会員

1)公共交通乗用車具搭乗中の傷害事故
2)旅館ホテル宿泊中の火災、爆発による傷害事故
3)宿泊を伴う募集型企画旅行参加中の傷害事故

傷害死亡・後遺障害保険金

最高1億円

偶然な事故によるケガが原因で、事故の日を含めて180日以内に亡くなられたとき、または然な事故によるケガが原因で、事故の日を含めて180日以内に後遺障害を生じたとき、その程度に応じた場合

入院保険金

1日あたり5,000

事故発生日より180日限度

通院保険金

1日当たり3,000

事故発生日より180日以内で90日を限度

航空機遅延費用

乗継遅延費用

1回の到着便の遅延について最高2万円(宿泊料金・食事代)

搭乗した航空便の遅延により乗継できず、4時間以内に代替便を利用できなかったとき

出航遅延・欠航・搭乗不能費用

1回の出航遅延・欠航もしくは運休・搭乗不能について最高2万円(食事代)

4時間以上の出航遅延、欠航・運休または搭乗予約受付業務のかしによる搭乗不能により、4時間以内に代替便を利用できなかったとき

受託手荷物遅延費用

1回の受託手荷物の遅延について最高2万円(衣類・生活必需品)

搭乗した航空便に預けた手荷物が航空便の到着後6時間以内に到着しなかったとき

受託手荷物紛失費用

1回の受託手荷物の紛失について最高4万円(衣類・生活必需品)

搭乗した航空便に預けた手荷物が航空便の到着後48時間以内に到着しなかったとき

公共交通乗用具とは、航空法・鉄道事業法・海上運送法等に基づき、それぞれの事業を行う機関によって運航される航空機・電車・船舶などをいいます。

筆者失敗談

国内旅行中、北海道の新千歳空港に飛ぶはずの飛行機が大雪で欠航となってしまい、現地に宿泊することになりました。ただその日はクリスマスイブ! なかなか宿泊先を見つけられず、やっと見つけたホテルに宿泊できて一安心。

でも筆者は国内旅行保険が適応になっていることを忘れ、領収書も紛失。

後日、電話をかけて改めて聞いてみると「搭乗中から欠航になっておらず、そもそも欠航となった便なので、宿泊代は出ませんが食事代は出ます」とのこと。

 

あのときはバタバタで食事もとっていなかったので、せめて良いものを食べて気分転換すれば良かった。と思いました。

海外の旅行先でトラブルに合ってしまったときはすぐに電話をかけて確認、国内旅行のときは旅行保険が適応になっているかを確認してみてください。

それ以前に、旅行代金や航空券などをラグジュアリーカードで支払っておくのが良いです。

そのほかのラグジュアリーカード付帯保険

●ショッピングガーディアン保険

国内外にてラグジュアリーカードで決済した商品の破損や盗難などの損害を年間最大300万円まで補償。

●交通事故障害保険/賠償責任保険

交通事故傷害保険は5万円、賠償責任は最高1億円、子どもが他人にケガを負わせてしまった、親が精神的な病気でトラブルを起こしたなど。ほかのクレジットカードでは見かけない、日常的で親身な保険。

●カード不正使用被害の補償制度

ラグジュアリーカードを不正利用され被害に遭ってしまった場合、被害額の一部または全額を補償。

ざっと見ただけでもラグジュアリーカードの付帯保険は充実しているのが分かります。

旅行保険と聞くと最高○○万円と補償額に目が行きがちですが、内容がどれほど充実しているかがとても大切なポイントです。

その内容で言えば、ラグジュアリーカードにはさらに伝えておきたいところがあります。

志田愛仁が思うラグジュアリーカードの旅行保険が心強い理由

実はラグジュアリーカードの旅行保険は補償額が充実しているだけではなく「所有していて良かった。」「ラグジュアリーカードがあれば安心。」という心強さも持っています。

さてその心強さとはどの部分なのかについてみていきましょう。

1)補償期間の長さ

クレジットカードの中には傷害死亡・後遺障害保険金や障害治療費用保険金など事故日を含む90日以内という設定のものもあります。

しかし、ラグジュアリーカードの保証期間は180日以内と長く設定されているため心強いのです。

2)疾病治療費が付帯

クレジットカードによっては疾病治療費がないものがあります。

特に海外旅行では慣れない環境のためケガをしてしまったり、食事が合わなくて腹痛を起こしたりしてしまいがち。

この補償があるかないかは大切なポイントです。

もし疾病治療費が付帯されていないクレジットカードで旅行代を決済してしまったとしても、ラグジュアリーカードであれば海外旅行保険は自動で付帯されるから心強いのです。

3)海外緊急医療アシスタントサービスがある

海外旅行中に起きてしまった事故や病気、そしてケガ。予想もしていないことなので、当然焦りや不安でいっぱいになります。

ラグジュアリーカードであれば海外緊急医療アシスタントサービスがあるため、現地にいても通話料無料で日本語によって病院や医師の紹介、予約、医療通訳サービスなども受けられるから心強いのです。

4)キャッシュレス治療サービス

通常、海外で病院にて診療や治療を受けた場合はお金を支払って帰国後に保険会社へ請求という流れになります。

これだと高額になったときの不安や申請から振り込みまでの時間が分からずストレスになることも予想されます。

でもラグジュアリーカードであればキャッシュレス治療サービスを利用が使えます。キャッシュレス治療サービスを受けることで、現地での支払いはなく保険から支払いがされるため心強いのです。

海外緊急医療アシスタントサービスで受けられるサービス

●キャッシュレス治療サービス

  • お客さまが治療費をお支払いする必要がないキャッシュレス治療サービスが可能な病院をご紹介します。(この場合、治療費はご紹介する病院へ保険金としてお支払いしますので、現金払いは不要です。)
  • キャッシュレス治療が可能な病院をご利用いただく場合、病院への支払保証のご連絡をします。
  • すでに病院側に収容されている場合、病院側へキャッシュレス治療提供の交渉をします。

●病院/医師の紹介・予約

  • 病状、滞在地、診察希望時間帯にあわせて、病院/医師を紹介・予約します。
  • 宿泊施設に滞在中で緊急の場合、宿泊施設のフロントと連絡をとり、往診手配・救急車手配をします。

● 医療通訳サービス

  • ケガや病気で医師の治療を受けられる場合、必要に応じて、電話による医療通訳サービスを提供します。

●治療経過管理

通院して受診された場合、その後のお客さまの回復状況をチェック・治療内容を確認・フォローします。入院の場合は、適切な治療がなされているかを主治医と定期的にコンタクトし、チェックします。

●ご家族等の救援者へのサポート

  • 3日以上続けて入院された場合、病院へ駆けつけるご家族等の渡航のお手伝いをします。

●緊急移送手配

  • 事故現場への救急車・救急ヘリ・緊急医療チームの派遣手配、チャーター機・付き添い医師/看護師の手配、移送先となる最寄りの先進国における受け入れ病院の手配をします。

●退院後の帰国手配

  • 帰国便の手配をします。日本の病院へ移る場合、航空会社への患者搭乗手続きをします。
  • 主治医の指示に基づく付き添い医師/看護師の手配をします。

●遺体送還手配

  • ご遺体の現地火葬手配をします。
  • ご遺体の日本への送還手配をします。

損保ジャパン公式ホームページより引用
http://www.sompo-japan.co.jp/kinsurance_d/leisure/off/support/assist/

クレジットカードを選ぶときは保険金の大きさに目を奪われがちですが、ラグジュアリーカードのように内容がしっかりとしながらも充実したものを選ぶようにしてください。

海外緊急医療アシスタントサービスは訪れる国により連絡先が異なりますので、旅行前に連絡先のメモや画像を残しておくと安心です。

また国内旅行保険ではステータスカードでも入院保険金や通院保険金が付帯になっていないものもありますので、その点でいってもラグジュアリーカードは優秀です。

いかがでしたか?今回はラグジュアリーカードの「付帯保険と補償」についてご紹介しました。
トラベル系サービスには特に力を入れているラグジュアリーカードですが、これは創設者の「人生を最大限に充実させたいと願うアクティブで忙しい個人をサポートするため」という思いが反映された結果とも言えるかもしれません。