法人カードとは？

一般的に法人カードとは、企業や個人事業主に発行されるクレジットカードのことを指します。法人カードと個人向けカードとの違いは、利用可能枠の設定や決済用途、決済口座などです。個人向けカードの場合は一般的に法人カードと比べて利用可能枠が低く、用途としても事業用途の決済には使えません。また決済口座も、法人の口座を指定することは通常できません。

※法人カードの利用可能枠はカード会社によって違いがあるので、必ずしも個人向けカードより高いわけではありません。

法人カードは、大きく「コーポレートカード」と「ビジネスカード」に分かれます。これらの呼び方に明確な定義があるわけではなく、あくまで一般的な解釈ではありますが比較的大規模な企業向けのものをコーポレートカード、中小企業もしくは個人事業主向けのものをビジネスカードと呼ぶことが多いようです。2つのカードの主たる機能はほぼ同じで、事業用途の決済（社用経費の決済）や金額の大きな決済に使えますがカード発行の際の審査対象者や利用可能枠などに違いがあります。以下、コーポレートカードとビジネスカード、それぞれの違いを簡単にまとめてみました。

コーポレートカード

• 従業員が数十名を超える大規模な企業向けの法人カード
• 利用可能枠がビジネスカードに比べて比較的高い
• 利用用途は従業員の経費決済向け
• 審査対象者はカード会社との契約者（契約主体・与信は会社法人）

ビジネスカード

• 従業員数名の中小企業や個人事業主向けの法人カード
• コーポレートカードと比べ、利用可能枠が低い場合がある
• 利用用途は主に法人代表者の経費決済向け
• 審査対象者は、法人の代表者（契約主体・与信は経営者個人）
• 企業したばかりの法人でも代表者個人の信用で発行可能

上記の区分はあくまで一般的に上げられている内容をまとめています。実際には発行するカード会社によって、細かい違いがあることにご注意ください。

法人カードが発行されるまでの流れを解説

上記のように法人カードには大きく分けて2つの種類がありますが、発行までの流れはほぼ同じです。ここでは、ビジネスカードが発行されるまでの流れを解説していきます。

①申し込むカードを選ぶ

ビジネスカードは、多くのクレジットカード会社から発行されています。ビジネスカードを申し込むにあたっては、使う目的に合ったカードを選ぶ必要があります。もちろんクレジットカードなので各種支払に使えるのですが、たとえば年会費や利用可能枠、ポイントの還元率、付帯しているサービスの充実度などがカードごとに異なります。

数名の従業員に持たせるため複数枚の発行を申し込むのであれば、一枚あたりの年会費がリーズナブルのものを選ぶ必要がありますし、高額な社用経費を頻繁に決済するのであれば利用可能枠の高いものを選ぶことになります。

なお、年会費はリーズナブルにしたいものですが、ビジネスカードの年会費は経費として計上が可能です。年会費で選ぶよりも付帯サービスなどを吟味して選ぶことが結果としてお得になることも。

また個人向けカードの申込でもカード選びの重要な指標となっている、ポイント還元率についても検討することをおすすめします。社用経費の決済は高額になることが多く、決済費用が大きくなればそれだけ還元されるポイントも高くなるからです。数社の法人カードを契約し、それぞれを分けて使うことはポイントや年会費の観点からおすすめできません。ビジネスカードを申し込む場合には、さまざまな条件を比較し、自社の（自身の）目的に合ったものを絞って選ぶことが大切です。

②オンラインフォームもしくは郵送にて申し込む

ビジネスカードの申し込みは、個人向けカードと同様にカード会社のWebサイトからオンラインで申し込むか、申請書を取り寄せ、記入後郵送で送って申し込みます。現在では紙での資料請求・申し込みを受け付けていないカード会社や、逆にオンラインでの申し込みを受け付けていない会社もあります。ビジネスカードを選択したら、どのような申し込み方法があるのかをまず確認しておきましょう。

一般的にはオンラインで申し込む方が、受付や審査もスピーディーに進みます。ただしオンラインでの申し込みでも紙による申し込みでも、必要事項の記入漏れがあると差し戻しなどで無駄な時間が発生します。必要事項の記入漏れによる発行の遅延を防ぐため、送信や郵送を行う前には確認を怠らないようにしましょう。

③必要書類の提出

ビジネスカード発行のためには、申し込み後、もしくは申し込みと同時に各カード会社が定める所定の書類を提出しなければなりません。カード発行の審査に必要とされる書類は、法人と個人事業主で異なります。法人の場合は登記簿謄本、代表者の本人確認書類、法人口座からの引き落とし申請書類などが必要になり、個人事業主の場合は代表者の本人確認書類のみという場合も多いようです。また提出の方法も、オンラインでアップロードする方法や郵送など、カード会社によって異なります。

※必要書類はカード会社によって異なりますので、申し込みを行う予定のカード会社に別途ご確認ください。

④審査

申請書類と審査に必要な書類が揃ったら、カード会社で発行に関わる審査が行われることになります。審査に必要な日数はカード会社によって異なり、審査の内容や発行基準も公表はされていません。ただし一般的には、代表者の信用情報や会社の設立年数などを基準に判断していることが多いようです。申し込み時に提出した情報は全て確認されていると考えたほうが良いでしょう。またカードの発行が不可となった場合でも、その理由について教えてもらうことはできません。

ラグジュアリーカードの法人カードの強み

ビジネスに使えるサービスが豊富に用意されているラグジュアリーカードのビジネスカードは、以下のような強みを持っています。

高いポイント還元率

ラグジュアリーカードの法人決済用カードには「Mastercard® Gold Titanium™（チタンカード）」と「Mastercard® Black Card™（ブラックカード）」、「Mastercard® Gold Card™（ゴールドカード）」があります。ポイントの還元率はそれぞれのカードで異なり、チタンカードは基本1.0％、ブラックカードは基本1.25％、ゴールドカードは基本1.5％となっています。還元率1％のチタンカードで100,000円を決済した場合には、1,000円分のポイントが溜まり、キャッシュバックも可能です。

法人カードは、事業に関わる旅費交通費や会議費、交際費、備品の購入費などに使うことができる他、法人税や消費税などの納税にも使うことができます。個人向けカードと違って決済金額が大きくなる法人カードでは、還元率の高さがとても重要だといえます。

ビジネスに関する優待やサービスが充実

ラグジュアリーカードは、ビジネスに使える優待やサービスがとても充実しており、主な優待やサービスには以下のようなものがあります。

• コンシェルジュサービス
  出張先のホテル手配や会食の予約などを、365日24時間サポートします。 ゴルフ場の提案・予約、コンサートのチケット予約なども可能です。

• ダイニングサービス
  コース料理のアップグレードやリムジンの手配など、接待シーンで活用できるサービスが充実しています。

• 会計ソフトとの連携
  弥生会計やマネーフォワードなど、クラウド会計ソフトとの口座連携により経費精算を効率的に行えます。

• 事前入金サービス
  事前入金することで、最大9,990万円までカード決済可能です。海外出張が重なり、今の利用可能枠では心許ない場合や、金額が大きいものの一括購入などに有効です。

• マイル移行プログラム
  ラグジュアリーカードで貯めたポイントは、上限なく複数のマイレージプログラムに移行できます。

• 空港ラウンジの利用サービス
  国内外の空港ラウンジを無料で利用できます。一部のカード会員しか利用できないラウンジも、ラグジュアリーカード会員なら利用可能です。

審査の際に登記簿謄本や決算書は不要

カードの発行審査に際して、登記簿謄本や決算書は不要です。ラグジュアリーカードは個人の信用情報をもとに審査が行われます。

会社の設立年数が短い場合や実績に不安がある場合でも、与信が通る可能性があります。

キャッシュフローの改善が可能

クレジットカードには、ユーザンスと呼ばれる支払い猶予期間があります。ユーザンスによりカードの決済日より引き落とし日が先になり、キャッシュフローにゆとりが生まれます。ラグジュアリーカードなら、最大53日間の支払い時期の先送りが可能です。

初年度年会費 全額返金保証

入会日より半年以内に年会費を含む50万円（税込）以上カードを利用し、サービスに満足せず退会となった場合に、年会費全額を返金する制度です。これは、満足度の高いサービスを提供する自信があるからこその保証制度といえるでしょう。

　※2023年7月現在でのサービスとなります

ラグジュアリーカード会員に向けて自社サービスのPRが可能

ラグジュアリーカードでは「LCオーナーズコミュニティ」という名称のユニークな取り組みをしています。これは法人ゴールドカード会員が、自社のビジネスを、経営層が6割を超えるラグジュアリーカード会員にPRすることができるというものです。そのPR費用はなんと無料。またすべてのラグジュアリーカード会員は、LCオーナーズコミュニティを通じて提供される多種多様な優待サービスや限定パッケージを利用可能です。

まとめ

多くのカード会社が法人カードを発行していますが、法人カード選びの秘訣はビジネスに役立つサービスが充実しているかどうかです。高いポイント還元率やビジネスに使える優待サービスを持ち、さまざまなシーンで使えるカードを選んでいきましょう。

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