自動車税(種別割)はクレジットカードで納付できる?納税証明書はどうなる?

自動車を所有していると、年に1回、避けては通れないのが自動車税種別割の納付です。義務とはいえ、高額になりがちなので、せっかくならクレジットカードを使って負担なく支払いたいと思いませんか。現在、多くの自治体では、自動車税種別割をクレジットカードで支払うことが可能で、さまざまなメリットを享受できます。しかし、クレジットカードで納付するとなると、気になるのが納税証明書の発行です。今回は、自動車税種別割をクレジットカードで支払うメリットや注意点、納税方法について詳しく解説します。

※当記事は2023年7月時点での情報をもとに執筆しています。

2023年11月6日(月)より、ラグジュアリーカードの税金決済時のポイント進呈方法を変更します。
2024年4月6日(土)以降、上記のポイント進呈方法の変更に加え、条件が追加になります。
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自動車税種別割はクレジットカード支払いが可能!

自動車税種別割とは、自動車の種別や用途、総排気量、最大積載量などに応じて課される税金です。もともと「自動車税」と呼ばれていましたが、令和元年(2019年)10月1日から、自動車税種別割に名称が変更されました。毎年4月1日時点での、自動車(軽自動車やバイクなどを除く)の所有者(ローン購入などで所有権が売主にある場合は使用者)に対して、1年間の支払い義務が生じます。また、軽自動車を対象にした軽自動車税種別割は市町村税となります。

近年、納税者の利便性向上を目的として、自動車税種別割をはじめとする各種税金の支払いに、クレジットカードを利用できる地方自治体が増えてきました。2023年7月現在では、47都道府県すべてが自動車税種別割のクレジットカード払いに対応しています

ただし、軽自動車税種別割は市町村税になりますので、クレジットカード支払いが可能かは、各市町村にご確認ください。

なお、売買などで自動車を取得した人に対しては、登録車を対象とした「自動車税環境性能割」、及び、軽自動車を対象とした「軽自動車税環境性能割」が課せられます。これは従来の「自動車取得税」が廃止され、代わりに導入されたもので、車を取得したときしか支払い義務はありません。そのほか自動車に関する税金として、車検の際にかかる「自動車重量税」、ガソリンに課せられる「ガソリン税(揮発油税及び地方揮発油税)」などがあります。

クレジットカードでの納付方法

自動車税種別割は従来どおり、金融機関の窓口やコンビニでも納めることができます。しかし、こういった窓口での支払いでは、クレジットカードは利用できません。現金のみでの納付になります。

クレジットカードでの納付を希望する場合、インターネット上の専用サイトからの手続きが必要です。自動車税種別割は、その車両が主に駐車されている場所の都道府県で課税されますが、2023年4月より利用開始となった「地方税お支払サイト」などで手続きが可能です。

それでは地方税お支払いサイトで、クレジットカード納付を行う方法をご紹介しましょう。

  1. 手元に納税通知書・納付書と、クレジットカードを用意します。(納税通知書は5月上旬に送付されます)
  2. パソコンやスマートフォンなどから「地方税お支払いサイトにアクセスします。
  3. 「eL-QR でお支払い(QRコードの読み取り)」、または「eL番号でお支払い(納付書番号の入力)で納付書のQRコードを読み取ります。
  4. 「eL番号でお支払い(納付書番号の入力)」を選択した場合は、納付書に記載されている、収納期間番号、納付番号、確認番号、納付区分を入力し、確定します。
  5. 納付内容を確認します。
  6. 納付に使用するクレジットカード情報を入力します。
  7. 必要事項を入力後、内容を確認して問題がなければ、支払い手続きを完了します。

納税証明書はどうなる?

クレジットカードで自動車税種別割を支払うと、その場で領収書を受け取ることはできません。そのため、クレジットカードの利用明細で支払い内容を確認する必要があります。納税証明書が必要な場合は、支払い手続き後、各自治体の窓口に交付申請をしてください。しかし、自治体によっては発行までに2〜3週間かかることがあります。車検などで納税後すぐに証明書が必要な場合は、従来どおり金融機関やコンビニなどの窓口で早めの納付することをおすすめします。

ちなみに、これまで車検の際に必須だった納税証明書の提示ですが、平成27年(2015年)4月以降、下記の条件を満たせば、省略することが可能になりました。

  • 自動車税を滞納していない
  • 自動車税の納付が確認されている(支払い後、約10日から2〜3週間ほど要する)
  • 普通車である(軽自動車、小型二輪自動車は省略不可)

クレジットカード納付のメリットは?

クレジットカードで税金を支払うと、現金払いにはないメリットがあります。

  • クレジットカード納付でポイントが貯まる
  • 時間や場所を問わず納付ができる
  • 支払い方法が選べる

ここでは、クレジットカードで納付するメリットをみていきましょう。

クレジットカード納付でポイントが貯まる

自動車税種別割の支払いにクレジットカードを利用することによって、利用額分のポイントが貯まります。現金支払いでは得られない最大のメリットです。自動車税種別割は自動車の種類や排気量などによって税額が決まるため、場合によってはかなりの高額になることもありますが、その分多くのポイントを貯められます。

ポイント還元率は、カードの種類やランクによって異なります。たとえば、2019年10月1日以降に初回新規登録された自家用車の自動車税種別割は、総排気量が2,500cc超え3,000cc以下の場合、50,000円になります。これを還元率0.5%のクレジットカードで決済すると、ポイントは50,000円の0.5%、すなわち250円分になりますが、還元率1.0%のカードならポイントは500円分とその差は歴然です。クレジットカード納付の恩恵を最大限に享受するために、できるだけポイント還元率の高いカードを使ったほうがいいでしょう。

時間や場所を問わず納付ができる

金融機関の窓口などで納付する場合、営業時間内に手続きを行わなければなりません。平日の忙しい時間帯に、銀行や役所の窓口まで足を運ぶのは大変です。しかし、クレジットカード納付なら、夜間や休日を問わず24時間いつでも納付可能です。自宅や外出先から簡単に納付できます。

支払い方法が選べる

自動車税種別割は1年分を一括で払うため、まとまった金額を用意する必要があります。また、多額の現金を持ち歩いて納付場所まで出向くため、紛失や盗難のリスクも考えられるでしょう。クレジットカード納付の場合、手元に現金がなくても支払いを完了できるので、納税の負担を軽減することが可能です。さらに、利用するクレジットカードによっては、分割払いを選んで、無理のない金額を設定できます。ただし、分割払いやリボ払いを利用する際には、クレジットカードによって別途手数料が発生することを留意してください。

クレジットカード納付の注意点

メリットが多いクレジットカード納付ですが、注意すべき点もいくつかあります。

  • 手数料が発生する
  • 取り消しはできない

正しく理解したうえで、クレジットカードを利用することをおすすめします。

手数料が発生する

自動車税種別割をクレジットカードで納付する場合、決済額に応じたシステム手数料がかかります。ちなみに現金払いなら0円です。システム利用料は支払う金額によって異なりますが、だいたい330円~550円前後の負担となる場合が多いようです。また、分割払いやリボ払いなど、選択した支払い方法によっては分割手数料なども発生します。ポイントをお得に貯められるのがクレジットカード納付のメリットですが、還元されるポイントよりも手数料のほうが上回るケースもあることを知っておきましょう。

「地方税お支払いサイト」で自動車税種別割をクレジットカードで支払う場合、以下の決済手数料が発生します。

税額 システム利用料
(税抜き)
システム利用料
(税込み)
1円〜10,000円 37円 40円
10,001円〜20,000円 112円 123円
20,001円〜30,000円 187円 205円
30,001円〜40,000円 262円 288円
40,001円〜50,000円 337円 370円

以降、納付額10,000円ごとにシステム利用料75円(消費税別)が加算されます。

※上記は2023年7月時点の金額です。
出典:東京都主税局都税
掲載情報より上記表を作成
https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/eltax/nouzei_kakudai.html

2019年10月1日以降に初回新規登録された自家用車の総排気量が3,000cc超え3,500cc以下の場合、自動車税種別割は57,000円になりますので、決済手数料は税込412円(消費税込453円)です。これを還元率0.5%のクレジットカードで支払うと、付与されるポイントは285円分で、相殺するとマイナスになってしまいます。しかし還元率1.0%のカードなら570円のポイントが付与され、ポイントが手数料を上回ります。得をするためにはポイント還元率1.0%以上のカードを選びましょう。

ラグジュアリーカードにはチタン・ブラック・ゴールドの3種類があり、ポイント還元率は1%〜1.5%と業界最高水準を誇ります。税金の支払いでも満額のポイントを獲得できるのでお得です。貯まったポイントは、月々の支払いへ充当するほか、好きな商品との交換、マイルや提携ポイントへの移行などに使えます。ユニークで魅力的な交換商品のラインナップも、ラグジュアリーカードならでは。ポイントをしっかり貯めて、賢く使いたい方におすすめします。

取り消しはできない

クレジットカードで納付を行った後、手続きの取り消しはできません。必ず注意事項をよく読み、入力内容を確実に確認したうえで、手続きを完了しましょう。

まとめ

自動車税種別割などの税金も、クレジットカードで納付できます。自動車税種別割は車種によって高額になることがあるので、クレジットカードを利用すれば、効率よくポイントを貯められるでしょう。現金を準備する必要もなく、無理のない範囲で支払えます。曜日や時間に関係なく納税できる点も、忙しいビジネスパーソンにぴったりです。クレジットカード納付では決済手数料が発生することを考慮して、できるだけポイント還元率が高いカードを選びましょう。ラグジュアリーカードは、チタンカードで1.0%、ブラックカードで1.25%、ゴールドカードで1.5%と高還元率で、納税時にもおすすめのカードです。

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