クレジットカードで自動車税種別割を支払ってポイントを貯めることは可能?
自動車を持っている人なら、必ず納めなくてはいけない自動車税(正式名称は自動車税種別割)。地方自治体にもよりますが、クレジットカードでも支払えるようになっています。では、納税の場合もクレジットカードのポイントは付与されるのでしょうか。今回は、自動車税種別割をクレジットカードで納税できる都道府県や支払う際の注意点などについて解説します。自動車をお持ちの方はぜひ、参考にしてください。
2023年11月6日(月)より、ラグジュアリーカードの税金決済時のポイント進呈方法を変更します。
2024年4月6日(土)以降、上記のポイント進呈方法の変更に加え、条件が追加になります。
詳しくはこちらをご覧ください
Contents
そもそもクレジットカードで自動車税種別割を支払うことは可能なのか?
自動車税種別割*は地方税(都道府県税)のひとつです。毎年4月1日に自動車(軽自動車やバイクなどを除く)を所有している方(ローンで購入した方で所有権が売主にある場合は使用者)は、5月に1年分をまとめて納付する必要があります。以前は金融機関やコンビニエンスストアで支払うのが一般的でしたが、2016年の税制改正により、2017年からクレジットカードで納税できる税金の 現在では、ほとんどの地方自治体で自動車種別税のクレジットカード支払いができるようになっています。
*税制改正によって「自動車税」は「自動車税種別割」に変わりました。
2019年10月以降、自動車取得税が廃止になり、自動車税環境性能割が導入されました。これは取得した自動車の環境への負荷の低減程度などに応じて課される税金です。自動車税種別割が都道府県税なのに対し、自動車税環境性能割は市町村税になります。また、軽自動車にも、軽自動車税種別割と軽自動車税環境性能割があり、どちらも市町村税です。
自動車税種別割のクレジットカード支払いに対応している都道府県
北海道・青森・岩手・石川・宮城・秋田・山形・福島・新潟
長野・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・茨城
富山・山梨・福井・岐阜・静岡・愛知・三重・滋賀・奈良・京都・大阪・兵庫・鳥取県
島根・和歌山・岡山・広島・山口・徳島・愛媛・香川
福岡・大分・佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄
自動車税種別 のクレジットカード支払いに対応していない都道府県
高知県
※2023年3月現在での状況です。最新情報は各自治体のホームページでご確認ください。
クレジットカードで自動車税種別割を支払うことでポイントは貯められる?
自動車税種別割は1年間分をまとめて支払うため、それなりの金額になります。せっかくクレジットカードで支払うならば、ポイントが付与されるのか気になるところですよね。クレジットカードで自動車税種別割を支払った場合、通常のショッピングと同じようにポイントを貯めることはできるのでしょうか。
クレジットカードで支払った場合、各クレジットカードによって定められた還元率でポイントを貯めることが可能ですが、納税はポイント対象外や通常のショッピングよりもポイント減算となるクレジットカードもあるため、注意が必要です。
自動車種別割が、ポイント対象となる場合に、実際にどれくらいポイントを貯められるのかシミュレーションしてみましょう。自動車税種別割の年額は、自動車の種類、用途、排気量などにより決められています。
*税額は毎年5月に送られてくる自動車税納税通知書・納付書で確認できます。
例えば、2019年10月1日以降に登録された自家用乗用車の自動車税種別割は、2,500cc超え3,000cc以下の車の場合、50,000円となっています。これを還元率0.5%のクレジットカードで支払った場合、ポイントは50,000円の0.5%になりますから250円分になります。
ラグジュアリーカードのポイント還元率は、チタンカードは1%、ブラックカードは1.25%、ゴールドカードは1.5%となっています。税金の支払いでも、通常のショッピングと同じ還元率なのでとてもお得ですね。
*グリーン化特例により、2021年4月1日~2023年3月31日に購入した電気自動車(EV)や燃料電池自動車、プラグインハイブリット車などは減税されます。(条件あり)
自動車税種別割をクレジットカードで支払う際の注意点
決済手数料がかかる
自動車税をクレジットカードで支払う場合、決済手数料がかかるため注意が必要です。通常のショッピングでは決済手数料を店舗が負担するのが一般的ですが、税金の場合は支払う側が負担することになっています。手数料の額は各自治体によって異なりますが、排気量2,000cc超~2,500cc以下の普通車の場合の税額43,500円を基準に見ると、最大納税額の1.2%に相当する、330円~550円 程度となります。
自動車税種別割のクレジットカード払いは、クレジットカードのポイント還元率が1%だとすると、それを上回る手数料なので損をすることとなります。予め、使用するクレジットカードで付与されるポイントが手数料を上回るかどうかを確認しておくようにしましょう。
取り消しができない
クレジットカードで支払いを完了すると、取り消しができません。
領収書は発行されない
各自治体からの領収書の発行はありません。
クレジットカードによってはポイント対象外となる
前述の通り、クレジットカードによっては納税の支払いはポイント非対象やポイント減算としている場合があります。ご自身のクレジットカードのポイント還元状況をしっかりご確認ください。
まとめ
自動車税種別割のクレジットカード支払いについて解説しました。クレジットカードでの税金の支払いには、様々なメリットがあります。金融機関やコンビニエンスストアに出向かなくても、インターネットで24時間、どこにいても支払いができるため、忙しいビジネスパーソンは重宝するシステムといえるでしょう。ラグジュアリーカードは、ショッピングと同様にポイント還元率が高いので納税には強くおすすめです。