個人用クレジットカードでの支払いを経費にすることはできる?

事業活動を行ううえで、クレジットカードは必需品です。事務用品の購入や取引先との飲食代、出張に伴う交通費、宿泊費用など、ビジネスに関わるすべての支払いを1枚のカードに集約することができます。個人事業主の中には、個人名義のカードでビジネスの支払いを行なっている方も多いかもしれません。そこで疑問になるのが「個人用クレジットカードの支払いを経費にすることはできるのか」ということではないでしょうか。ここでは、事業者が個人用カードで決済する際に、押さえておきたい経費の考え方や注意点、事業用決済におすすめの法人カードについて解説します。

個人クレジットカードでの支払いの経費計上は可能

事業に関わる出費であれば、個人名義のクレジットカードでの支払いも経費として計上することは可能です。しかし、個人クレジットカードをビジネスでも兼用する場合、あとから利用明細の内訳を一つひとつ確認して、事業用とプライベート用の支出を分けなければなりません。その処理だけでも毎月かなりの時間と労力を要しますし、帳簿の入力ミスや計上漏れなどのリスクも生じます。なにかと便利なクレジットカードですが、煩雑な作業に時間をとられ、本業に支障があっては本末転倒です。ビジネスとプライベートの支出を明確に分けるためには、個人クレジットカードと別に、事業用のクレジットカードを持つのが賢明といえるでしょう。

個人クレジットカードで支払った場合の仕訳は「事業主借」

クレジットカードで経費を支払った場合に、頭を悩ませる問題の一つが、経費の仕訳ではないでしょうか。曖昧な理解のまま会計処理してしまうと、後で修正に時間がかかったり、確定申告を行う際に支障をきたしたりする場合があります。この機会にぜひご確認ください。

同じクレジットカード決済でも、利用したのが個人カードか法人カードかによって仕訳の方法が変わってきます。個人クレジットカードの決済で使用する勘定科目は「事業主借(じぎょうぬしかり)」です。事業主借は、事業主が個人のお金を事業に使った場合の仕訳に使用します。クレジットカード決済を行なった日付が取引日となり、引き落とし日の仕訳は必要ありません。

例)
8月1日に、個人用のクレジットカードで事業用のパソコンを8万円で購入した。
9月10日に、カードで利用した金額が個人名義の銀行口座から引き落とされた。

日付 借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額
8月1日 消耗品費 80,000円 事業主借 80,000円

分割払いの場合はどうなる?

分割払いを選択し、金利手数料(利息)が発生した場合、通常とは会計処理が異なります。利息分は「支払利息」という勘定科目で処理する必要があります。

例)
8月1日に、クレジットカードで8万円のパソコンを8回払いで購入した。
9月10日に、元金2万円と金利手数料2,000円が引き落とされた。

クレジットカード決済を行なった日の仕訳

日付 借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額
8月1日 消耗品費 80,000円 事業主借 80,000円

初回引き落とし日の仕訳

日付 借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額
9月10日 事業主借 10,000円 普通預金 11,000円
支払利息 1,000円

クレジットカードでリボルビング払いをした場合も、分割払いと同様に、リボルビング払い手数料を「支払利息」として記帳します。

クレジットカードのポイントで支払いを行う場合はどうなる?

個人用クレジットカードのポイントで支払いを充当する場合、会計処理は必要ありません。ただし、事業用のクレジットカードを使用してポイントを獲得した場合、事業の収入とみなされるので、ポイントを使ったタイミングで「雑収入」として処理します。

例)事業用のカードで3万円のデスクを購入する際に、5,000円分のポイントを充当した。

借方 貸方
事業主借 30,000円 普通預金 25,000円
雑収入 5,000円

事業用決済には個人カードではなく法人カードの作成がおすすめ

個人カードでの事業用決済は、管理が煩雑になる、計上漏れや入力ミスのリスクがあるなどのデメリットが多く、おすすめできません。経費専用として法人カードを作成すれば、経費処理を効率よく進められるうえ、さまざまな特典やサービスを享受できます。

法人カードを導入することで得られる主なメリットについてみていきましょう。

業務の効率化

個人事業主になると、自分で確定申告をして所得税を納める必要があります。日々の経理業務で大きなウェイトを占めるのが、売上や経費などを帳簿に記録する作業ではないでしょうか。事業にかかる支払いをすべて法人カードにまとめることで、必要経費とプライベートの支出を明確に管理できるようになり、記帳管理や決算が楽になります。

電子化されたカード利用明細は、インターネットに接続できれば、どこでも閲覧が可能です。現金払いのように、領収書やレシートの紛失を心配する必要もありません。法人カードを会計ソフトと連携させることによって、カードの利用明細データを自動的に取り込めます。いちいち手作業で入力する必要がなくなり、人為的なミスも防げるでしょう。業務の効率化が実現して、営業活動に注力できる環境を整えられます。

ビジネス用途の特典が豊富

一般的に法人カードは、法人・個人事業主向けの特典が充実しています。海外旅行障害保険がついていたり、空港ラウンジを利用できたり、接待や交流に使える高級レストランが優待価格になったりと、ビジネスシーンで役立つさまざまな支援サービスを受けられます。法人カードの恩恵を受けることで、ビジネスの拡大も期待できるでしょう。

法人向けカードも、個人用カードと同じように、毎回の支払いに対してポイントが付与されます。水道・光熱費などの固定費から、オフィス用品の購入、出張時に発生する交通費や宿泊費まで、ビジネス関連の支払いをすべて法人カードに集約すると、効率よくポイントを貯められるはずです。また、法人カードの場合、一度の支払いは個人用カードより高額になる傾向にあり、その分だけポイントも貯まりやすくなります。貯まったポイントを使って事業用の備品購入などに充当すれば、経費削減につながるでしょう。

ラグジュアリーカードの法人向けサービス

ラグジュアリーカードでも、経費の管理やビジネスシーンで役立つ、経営者や個人事業主の方向けの特典が用意されています。

ラグジュアリーカードには「Mastercard® Gold Card™(以下、ゴールドカード)」、「Mastercard® Black Card™(以下、ブラックカード)」「Mastercard® Titanium Card™(以下、チタンカード)」の3種類の法人カードがあり、ランクごとに特典や付帯サービスをご用意しています。

それぞれの年会費は以下のようになっています。

カード名 年会費 家族会員
ゴールドカード 22万円(税込) 5万5000円(税込)
ブラックカード 11万円(税込) 2万7500円(税込)
チタンカード 5万5000円(税込) 1万6500円(税込)

ここでは、ラグジュアリーカードの代表的な特徴をご紹介します。

金属製カードの高級感

ラグジュアリーカードは、日本初の縦型金属製カードです。独特の輝きを放ち、心を奪われるかのよう。ありきたりなプラスチック製のカードに飽きた方や、特別感のあるカードを保有したい方にぴったりです。希少性が高く、支払いのときに見た目のインパクトに驚かれるかもしれません。コミュニケーションのきっかけになり、会話が弾むこともあるでしょう。

カードフェイスには、精巧な先端技術で削り出されたMastercard®のロゴ、レーザー加工による上品な「LC」の文字、通常より小さめのICチップが配され、シンプルなデザインに機能美を秘めています。手に持つと、ひんやりとした金属の質感が伝わり、心地よさを感じられます。クレジットカード番号や氏名、有効期限といった個人情報はすべて裏面に記載されているためセキュリティの面でも安心です。アクティブなライフスタイルを送るビジネスパーソンの良き相棒となってくれそうです!

法人ゴールドカード

イエローゴールドの輝きがまぶしい金属製のカードです。アカデミー賞でおなじみのオスカー像やNASA発注のプロダクトを製造する会社が手がけた24金コーティングが、華やかで、追随を許さない存在感があります。どこから見ても美しいこだわりの詰まったデザインです。

法人ブラックカード

気品あふれるマットブラックを施したカードは、落ち着いた大人の雰囲気を演出してくれます。表面にステンレス、裏面にはカーボン素材を施し、重厚感と高級感を併せ持つワンランク上の黒を表現。クールでありながら、感性を刺激するエモーショナルな佇まいです。小型ICチップはパラジウムコーティングを採用し、カードの色と一体感のある仕上がり。クラシックとモードが調和した洗練されたデザインは、もはや芸術品!

法人チタンカード

ブラッシュド加工を施され、無機質な金属に繊細な表情。大人の感性をくすぐるモードでエッジィな1枚です。表面にステンレス、裏面にはカーボン素材を施し、存在感と耐久性に優れています。精巧な先端技術を用いて削り出されたロゴや、高品質なレーザー彫刻がやわらかな光沢を放ち、ラグジュアリーな雰囲気。360°美しいシルエットで、心地よさで満たしてくれます。

年会費は経費計上可能

他の法人クレジットカード同様、法人ラグジュアリーカードの年会費も、すべて経費として計上できます。高額と感じられる年会費も経費にできるなら試してみたい、と思う方もいるのでは?
一般的な法人カードのポイント還元率は0.5%前後が多いのですが、ラグジュアリーカードは1%〜1.5%と、業界最高水準の高い還元率を誇ります。そのうえ、さまざまな特典や優待が受けられるので、使い方次第で年会費の元をとることは十分可能です。

年会費 ポイント還元率
法人ゴールドカード 22万円(税込) 1.5%
法人ブラックカード 11万円(税込) 1.25%
法人チタンカード 5万5000円(税込) 1.0%

たとえば、ラグジュアリーカードの特典の中でも、特筆したいのがコンシェルジュサービス。国内外問わず24時間365日、いつでもどこでも利用でき、ストランの予約代行や海外旅行中のトラブル対応など、秘書のようにサポートしてくれて、ビジネスの効率化につながります。「ゴールドカードでは約2万円/月、ブラックカードでは約1万円/月、チタンカードでは約4500/月で秘書を雇える」と思えば、むしろお得ではないでしょうか。

ラグジュアリーカード会員限定の交流コミュニティ

ラグジュアリーカードが提供するユニークなサービスの一つが、カード会員限定の交流コミュニティ「LCオーナーズコミュニティ」です。

法人ゴールドカード会員限定になりますが、 自社の商品やサービスを全てのラグジュアリーカード会員に向けて無料で紹介することができ(所定の審査有り)、よりカード会員にメリットの大きいサービスについては、ラグジュアリーカードの公式アプリやSNS、カード会員用webサイト、カード会員限定のイベントなどを通じて告知できます。事業活動をスタートしたばかりの方にとって、ビジネスの認知度を広げ、売上に貢献し、新規顧客を獲得する、またとないチャンスになるでしょう。

全てのラグジュアリーカード会員が優待を利用でき、通常よりもお得な価格で商品を購入できたり、カード会員のために差別化された新しいサービスを体験できたりと、特別感を味わえます。ユニークで新しい発想のサービスを知るチャンスがあるので、ビジネスを活性化するヒントになるかもしれません。

まとめ

個人用クレジットカードでの支払いを経費にすることは可能ですが、経理処理が煩雑になり、業務が停滞してしまう恐れがあります。事業活動に支障をきたさないためにも、個人用クレジットカードとは別に、法人カードを作成しておくと便利です。ビジネスのあらゆる経費を1枚のカードに集約することで、業務の効率化が進み、ビジネスで役立つサービスも利用できます。法人カードを選ぶのは難しいですが、ラグジュアリーカードは最強候補にふさわしい1枚です。この機会にぜひご検討ください。

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