ラグジュアリーカードの6つの注目特典と年会費以上にお得になる使い方クレカ研究Labの 志田愛仁がPICKUP

ステータスカードを持ったら、所有者としてのカッコよさを見せつつも年会費以上に使いこなしたいと思いませんか。
そこで今回はラグジュアリーカードを持ったら何度も使って欲しい注目のサービスと使い方についてまとめてみました!

まだ会員特典やサービスを使ったことがないという方は必ずチェックしてくださいね。

本記事で取り上げる6つの特典はコチラ!

1. TOHOシネマズ無料鑑賞
TOHO
シネマズで月1回から最大3回まで無料鑑賞ができます。

2. 国立美術館の入場料優待
国立新美術館、東京国立近代美術館を無料鑑賞できる優待です。

3. ラグジュアリーダイニング
200店舗のレストランでコース料理を2名以上で予約すると1名分が無料となるサービスです。

4. ラグジュアリーアップグレード
レストランでのコース料理のアップグレードやウェルカムドリンクといった会員限定の特別優待です。

5. 宿泊優待
世界3,000以上の施設で、1泊あたり55,000円相当の特典やサービスを提供してもらえます。

6. コンシェルジュ
カード番号ヒアリングなし、自動音声なしで繋がるコンシェルジュサービスは珍しく、イライラせずに使えます。

 


クレジットカードの会員特典やサービス内容はどれも同じではない

最初に「会員特典」とは何なのか? について確認していきましょう。

〇会員特典とは?

ポイントプログラム、旅行保険、飲食のグルメ割引や優待、空港ラウンジ無料利用等、所有するクレジットカード会員のみが使える特典です。
クレジットカードにはポイントプログラム、旅行保険など様々な会員特典がついていますが、それらの内容はカードブランドや年会費により異なっています。

年会費で見る会員特典と付帯サービスの比較例

年会費・還元率・優待 Aカード Bゴールドカード ラグジュアリーカード
Mastercard® Titanium Card
年会費 無料 11,000円(税込み) 55,000円(税込み)
ポイントプログラムの通常還元率 1% 0.5% 1%
旅行保険 海外旅行傷害保険 海外旅行傷害保険
国内旅行傷害保険
海外旅行傷害保険
国内旅行傷害保険
家族特約
会員特典 優待店舗でポイントアップ 特典は豊富
カード払いで対象店舗による飲食20%OFF
空港ラウンジ
特典はかなり充実
ダイニングやホテルのアップグレード(グローバルホテル優待)
映画優待
空港ラウンジ

年会費無料のクレジットカードよりも年会費有料のクレジットカードの方が会員特典の種類は増え、ステータスカードになるとかなり充実した内容となります。
ステータスカードでもカードブランドによって会員特典は異なるので、特に使いたいものがあるときはそれでクレジットカードを選ぶのも良いでしょう。

ただステータスカードはそのステータスさに惹かれて持つ方が大半なので、持ったということに満足せず、会員特典をしっかりとチェックして賢く使っていくようにしてください。

ラグジュアリーカードの会員特典はどれも上質

年会費無料のクレジットカードや年会費有料のクレジットカードなかにも会員特典が充実しているものもあります。
ただラグジュアリーカードの場合、充実しているという言葉にプラス『上質』が加わります。

つまり、上質な会員特典が充実しているということです。

他のクレジットカードにはない上質な会員特典としては、サービス対象レストラン(関東・関西地区)に予約をすることによって使えるラグジュアリーリムジン(ブラックカード/ゴールドカード)やフォーシーズンズホテル丸の内(東京)、 パークハイアット(東京)CONRAD(大阪)などで開催されるラグジュアリーソーシャルアワー(ブラックカード/ゴールドカード)などがあります。

ラグジュアリーリムジン(ブラックカード/ゴールドカード)

対象レストランでディナーを予約することで片道の送迎を無料で行ってくれるサービス。ゴールドは往路か復路いずれかの片道、ブラックカードは往路の片道の送迎。
ゴールドカードは海外でもリムジンサービスが利用可能。コンシェルジュデスクで要予約。

ラグジュアリーソーシャルアワー(ブラックカード/ゴールドカード)

会員限定で行なわれているテイスティングイベント。
質の高いワインとこだわりのフィンガーフードを楽しむもので、会員同士による異業者交流ともなる。参加費は2,000円~3,000円程度。同伴者1名までも同料金で利用可能。

筆者の体験話
パークハイアット東京・ニューヨークバー「ファイブ トゥ セブン」で開催されたラグジュアリーソーシャルアワーに同伴1名と参加したとき、20代の男性が2名参加されていました。そのうち1名がブラックカードを所有していたのと小耳にはさんだ「これも体験したくて」という言葉に、ラグジュアリーカードは新しいところに踏み出すきっかけをくれるアイテムなんだと思いました。

当日はスパークリング、白赤ワインにビール、カクテル、ノンアルコールのセレクションから2杯を選んでフィンガーフードを楽しみました。
そのほか、シェフ特製フィンガーフードプレートも有料(1,900円)で用意されていました。

スパークリングを口に含んだときに声をかけてきてくれた女性もいて、異業種交流会の入口を潜った気持ちに。是非1度お試しあれ。

サービス料・税別

体験話前に挙げた2つの会員特典はあくまで一例で、そのほかにも上質なサービスが豊富にあります。そんなサービスのなかで、年会費以上のお得を手にするために使って欲しい会員特典を6つ筆者がセレクトしたので紹介します。

注目しておくべき6つの会員特典と使い方

1. TOHOシネマズ無料鑑賞

月に1回から最大3回まで無料鑑賞ができます。
2020
11月現在、一般の映画鑑賞料が1,900円なので、例えばブラックカードで月2回映画を見れば月3,800円分のお得に。
これを1年(12ヵ月)続けた場合は、年間45,600円のお得になります。
映画好きであれば間違いなく使える会員特典です!

映画をお得に楽しもうと20時以降や23時以降の時間帯に行ったり、毎月1日のファーストデイ、レディースデイ、毎月14日のTOHOシネマズデイをめがけて観たりしていませんか? 最新作や話題作をお得に見たい気持ちはみんな同じなので、サービスデイは混みあっています。そんなときにラグジュアリーカードがあれば日にちを気にせずに鑑賞できますよ。

使い方
ラグジュアリーカードのアプリをダウンロードして、そこからエントリーしてください。
エントリーが完了すると数日後にTCチケット番号などが送られてくるので、この番号を使ってTOHOシネマズの公式HPから行く映画館、利用日時、座席の予約をします。

提供可能なチケットは数が決められているので、早めにエントリーしていきましょう。

  • チタンカード/毎月1回(エントリー期間は1日から5日)
  • ブラックカード/毎月2回まで(エントリー期間は1日から5日、11日から15日)
  • ゴールドカード/毎月3回まで(エントリー期間は1日から5日、11日から15日、21日から25日)

2. 国立美術館の入場料優待

国立新美術館の企画展と所蔵作品展の無料鑑賞、東京国立近代美術館(本館・工芸館)の企画展および所蔵作品展、国立美術館の所蔵作品展、国立映画アーカイブ(7階展示室)を同伴者1名まで無料鑑賞できます。

国立美術館
所蔵作品展の無料鑑賞(TITANIUM/ブラックカード/ゴールドカード): 会員様と同伴者1名様まで何度でも無料

対象: 東京国立近代美術館、 国立西洋美術館、 京都国立近代美術館、 国立国際美術館、 国立映画アーカイブ(7階展示室)
企画展の無料鑑賞(ブラックカード/ゴールドカード): 会員様と同伴者1名様まで無料

対象: 東京国立近代美術館、 国立新美術館 会期中1回のみ
ゴールドカードは会期中いつでも、ブラックカードは毎週金曜日限定となります。

所蔵作品展だけでも楽しめるのに、そこに企画展が加わり、建物の造形や内装、インテリアまでもアートとして鑑賞できるという、何度でも行きたくなる美術館ばかりが会員特典で揃っています。混雑してゆっくり見られなかったときは残念な気持ちになりますが、特典があればもう1度来て鑑賞することもできます。同伴者1名無料も嬉しいところ。

使い方
所蔵作品展はラグジュアリーカードを提示するだけで入場可能。
企画展はラグジュアリーカードのアプリからTicketsを選択してスクロールし、行きたい企画展の優待チケットを画面に出して係員に提示すると鑑賞券と交換になります。
鑑賞料が111,000円だとすると毎月1回の鑑賞を1年通して利用したとき、年間12,000円、同伴者が居たときは24,000円のお得になります。

活用ポイント
上記2つだけを見てもラグジュアリーカードのアプリはとても大事な役割を持っています。
ラグジュアリーカードを持ったら、アプリを必ずダウンロードしておいてください。
企画展の情報などもアプリから届くのでとても便利です。

3. ラグジュアリーダイニング

全国にある約200店舗の有名レストランでコース料理を2名以上で予約すると1名分が無料となるサービスです。1カ月に2回までの利用になりますが、大切な接待、喜びを共にする記念日などのイベントを落ち着きある高級レストランで過ごしたい方にはピッタリです。

筆者は会社の後輩に日頃頑張っている労いとして、横浜市内の対象レストランでコース料理をご馳走しようと計画中です。後輩にはリスト(店名)は渡してありますが、料金(1名分無料)や内容についてまでは知らないので良き先輩を演出できそうです。

使い方
Mastercardのダイニング by 招待日和(専用ウェブサイト)からMastercardカードのクレジットカード番号の左から10桁を入力してログイン。その後、利用したいお店の「メール予約」ボタンを押し、必要事項を記入してGOボタンで送信すれば完了。

招待日和デスクから会員に予約の結果をメールにて連絡を受け、予約確認書がメールで届き、レストランにて当日所定のコースメニューを楽しめます。
メニュー内容はメールに書いてあるところもあれば、お任せのところもあるので気になるときは予約前後に問い合わせをしておきましょう。

200店舗を超える厳選レストランは北海道から沖縄まで全国8地方区分を網羅した豊富なラインナップ!
レストラン例: teatro di massa、 鮨 美寿思(みすじ)、 青山 牛彩、 レストラン ロワール、 浅黄、 得月楼、 網焼ビフテキ 小松屋 ※20204月時点

予約は3営業日前(土日祝日は除く)までに!

例えば所定コースを12,000円と仮定して、月2回利用した時は1名分が無料なので24,000円のお得。年間で言えば288,000円も得したことになります。1回利用でも年間144,000円のお得。これだけでも年会費以上のお得に!

4. ラグジュアリーアップグレード

日本全国の人気レストランでコース料理のアップグレード、特別な一品とウェルカムドリンクといった会員限定の特別優待です。

優待例

  • MOTIF RESTAURANT&BARにてコースアップグレード
  • 梢にてウェルカムドリンクとギフトや1名様無料
  • 銀座 五明にてお肉のアップグレード
  • 河文にてモエシャンドンハーフボトルプレゼント
  • 京 翠嵐にてコースアップグレードや「クリュッグ」ハーフボトル一本プレゼント
  • レストランひらまつ博多にてアペリティフお1人様1杯プレゼント

この優待を使うならコンシェルジュサービスを利用して予約しましょう。

予約した先でアップグレードや特別な一品を無料で提供されるのは、自分がお得意様と認められた気分になりますよね。相席した方々にも「この人はひと味違う」と思わせることもできます。印象に残るサプライズを演出できるのでビジネスはもちろん、記念日利用もおすすめです。

使い方
1.コンシェルジュに「○月○日〇時に港区で夜景の見えるフレンチレストランを2名で予約して欲しい。もしくはそれに近い雰囲気でアップグレードかプレゼントのあるところを教えてほしい。」

2.「〇月○日〇時にMOTIF RESTAURANT&BARにてコース料理の予約を3名でお願いしたい。コースはアップグレードも対応可能だろうか」

このような形で、利用する日時と人数を伝えて、希望のお店があればそのまま予約。アップグレードといったサービスをあるところをピックアップしてほしいならそのように伝えるだけで良いでしょう。

例えば名古屋市にある400年の歴史と伝統を受け継ぐお店として知られている河文では、モエシャンドンハーフボトルのプレゼントとなっており正規メーカー価格は4,400円なのでこれだけでも4,400円のお得に。

Mastercardのダイニング by 招待日和とは別に利用したとして、毎月14,400円程度のアップグレードやプレゼントがあるレストランで食事をすれば、年間52,800円のお得に!
グルメだけでも2通りの使い方があるのもハイステータスカードならではです。

5. 宿泊優待

グローバルホテル優待としてザ・リッツ・カールトン、ハイアットなど世界3,000以上の施設で、1泊あたり55,000円相当の特典やサービスが用意されています。

例えばハイアットホテルズで毎日2名まで朝食無料、ウェルカムアメニティ、空室状況によりアップグレード、アーリーチェックイン及びレイトチェックアウト、コネクティングルーム優先リクエストなど。

上質なホテルと言うのは気持ちも気分も良く過ごすことができます。そこにプラス朝食無料やお部屋のアップグレード、女性同伴であればウェルカムアメニティが付いて来たらどうでしょう。ラグジュアリーカード会員の自分が予約し、上客として対応され、連れも同じ対応と喜びを分かち合うことができます。家族旅行での利用にも適していますよ。

使い方
コンシェルジュサービスを使い、世界中で展開しているホテルやグローバルホテル優待がある宿泊施設を確認し、予約してください。
1回の利用だけでも55,000円の価値を得られてお得です。

6. コンシェルジュ

ラグジュアリーカードのコンシェルジュは自動音声なしの直通で、効率の良さも魅力です。

月給を支払い秘書やサポートスタッフを置くよりも、取引先へのお礼の品の手配や出張手配、レストランのリサーチから予約など用件を頼みたいときにピンポイントで使えます。

レストラン予約もコンシェルジュを利用することで、自分で予約することがなく時間を有意義に使えるほか、アップグレードやプレゼントといったサービスも手配してくれるので便利でしょう。

例えば時給1,500円の7時間勤務のサポートスタッフがいた場合、月給は210,000円(1,500×7時間×20日)ですが、ラグジュアリーカードのコンシェルジュを使うときは無料です。

社内の会議予約や資料作成などできないこともありますが、ラグジュアリーカードを使う業務であれば相談できるのも心強いところです。

レストラン選びに悩んだり、会社の食事会のあとに3名ほどでおしゃれなバーに行きたいけれどお店選びに迷ったりしたときにも頼れる存在です。国内の温泉宿の宿泊先選びにも親身に対応してくれるので、ラグジュアリーカードのコンシェルジュサービスがあると言うだけで心強い!

使い方

ラグジュアリーカードのコンシェルジュサービスに電話かメールを送りましょう。(メール受付はブラック、ゴールドのみ)

携帯電話の番号や会社からよくかける番号を登録し、コンシェルジュサービスの番号をアドレス登録しておくと便利です。

年会費以上のお得という考え方について

年会費以上のお得と一口に言っても、サービス利用で得るのか、ラグジュアリーカードを持ったことで生まれた人間関係なのか、旅行先のホテルでの充実した時間を過ごしたのかなど人により価値観はそれぞれです。

それでもラグジュアリーカードは持つことで心を豊かにし、使うことで充実できる日々のお手伝いをしてくれるアイテムです。

まだ会員特典やサービスを使ったことがないという方は、クレジットカードを使って支払う場面が出てきたときは、事前にラグジュアリーカードのコンシェルジュを利用してみたり、ラグジュアリーカードのアプリを覗いてみたりしてみてください。

今回は注目サービスを書いていて、筆者も年会費以上のお得を手にできるサービスはこんなにあるの? と驚いてしまいました。
ひとつの会員特典やサービスを見ても、上質なものばかり。だからこそ生まれる価値があり、大きなお得となって心に充実さを提供してくれます。

ラグジュアリーカードの会員になった以上、用意されたおもてなしを受けていきませんか。