法人カードでSuicaにチャージできる?その方法を解説

国内の交通系電子マネーの種類で最も有名なのが、JR東日本が提供している「Suica」です。電車やバスなどの交通機関を利用する際に乗車券・定期券として利用できます。クレジット機能とSuicaの機能が集約された法人カードがあれば、日常生活における支払いのほとんどすべてを1枚で賄うことも可能です。しかし、法人カードからSuicaへチャージしたい場合、どうすればいいのでしょうか。今回は、法人カードでSuicaにチャージする方法を解説します。

2023年11月6日(月)より、ラグジュアリーカードの税金決済時のポイント進呈方法を変更します。
2024年4月6日(土)以降、上記のポイント進呈方法の変更に加え、条件が追加になります。
詳しくはこちらをご覧ください

法人カードでSuicaにチャージは可能?

そもそもSuicaは、法人カードでチャージ可能なのでしょうか。結論からいうと、答えはイエスです。Suicaには、大きく分けて「カードタイプ」「モバイルタイプ」の2種類があります。従来のカードタイプのSuicaに直接チャージできるのは、一部の法人カードのみです。

一方、モバイルSuicaならどんな法人カードでもチャージ可能です。あらかじめ法人カードを登録しておくことで、いつでもどこでも入金できます。モバイルSuicaのアプリをスマホに入れておけば、ICカードを持ち歩く必要がないので便利です。

しかし残念ながら、法人カードでは、カードタイプ、モバイルSuicaのいずれにしてもオートチャージ機能は使えません。自身で操作して都度チャージする必要があります。なぜなら、オートチャージだと「誰が・いつ・どこで」利用したのかを確認するのが困難で、支払いの公私混同が発生する可能性があるからです。

Suicaは交通費だけでなく、コンビニやスーパー、レストランでの支払いにも使える便利なものです。その反面、従業員に不正利用されるリスクも否定できません。法人カードからSuicaへのオートチャージ機能が付帯していないのは、こうした事態を避けるためです。手動チャージであってもアプリで簡単に手続きできるので、さほど不便は感じないでしょう。

モバイルSuicaとは?

モバイルSuicaとは、ICカードで提供されているSuicaの機能を搭載したスマホ専用のアプリです。モバイルSuicaに対応したiPhone、Apple Watch、およびAndroid端末で利用できます。モバイルSuica対応端末については、JR東日本の「モバイルSuica」公式ホームページをご確認ください。

参照:モバイルSuica対応端末を知りたい。|モバイルSuica よくあるご質問:JR東日本

モバイルSuicaは、インターネットに接続できる環境さえあれば、いつでも簡単にチャージが可能です。カードタイプのSuicaのように、チャージするために券売機や窓口に並ぶ必要はありません。混雑している時や急いでいる時に重宝します。

モバイルSuicaに法人カードからチャージする方法とは?

法人カードのクレジット決済で、モバイルSuicaへチャージする方法をご紹介します。

まずはモバイルSuica対応のスマートフォンを用意します。Android端末をご使用の方はGoogle Playストアから、iPhoneまたはApple Watchをご使用の方はApp StoreからモバイルSuicaのアプリをダウンロードしましょう。アプリのダウンロードが終わったら、会員登録・チャージをします。法人カードからチャージする方法として、2つのパターンがあります。

①法人カードの情報をモバイルSuicaに登録し、クレジットカードからチャージする方法

  1. モバイルSuicaアプリを起動しログイン
  2. 会員メニューでカード情報を入力し、登録する
  3. チャージしたい金額を選び、登録済みの法人カードで決済する

②スマホに登録してあるApple PayやGoogle Payからチャージする方法

  1. モバイルSuicaアプリを起動しログイン
  2. チャージしたい金額を選択する
  3. Apple Pay またはGoogle Payに設定済みの法人カードで決済する

モバイルSuicaのメニュー画面でどちらかの支払い方法を選び、金額を選択・入力するだけなのでとても簡単です。1回のチャージ金額は、500円から10,000円まで選べます。チャージ上限額は、残高と合わせて20,000円までです。

なお、クレジットカード決済のチャージは深夜2時~4時は対応していないため、ご注意ください。

モバイルSuicaを利用するメリットとは?

モバイルSuicaに法人カードを登録することで、以下のメリットを享受できます。

  • 券売機に並ばなくてもスムーズにチャージできる
  • 窓口に並ばなくても定期券や新幹線の切符を購入できる
  • いつでも利用履歴を確認可能
  • 法人カードの利用で経費精算が楽に
  • チャージで利用した分のポイント・マイル還元がある

モバイルSuicaなら券売機に並ばなくてもスムーズにチャージできる

カード式のSuicaの場合、残高が少なくなってきたら、駅の窓口や券売機まで足を運んで、現金をチャージする必要があります。混雑している時や急いでいる時など、時間と手間がもったいないですよね。

モバイルSuicaなら、いつでも・どこでもチャージできるので安心です。手持ちの現金がなくてもクレジット決済でチャージできます。どれくらい残高があるのかを手元で簡単に確認でき、残高がなかった場合でもその場でチャージが可能です。いざ電車に乗ろうとした時に「Suicaの残高が不足して、改札を通れない!」といったことも避けられます。

窓口にならばなくても定期券や新幹線の切符が購入可能

モバイルSuicaでは、アプリ上でいつでも気軽に定期券を購入できます。通勤・通学用定期券だけでなく、グリーン定期券、新幹線定期券の利用も可能です。駅の窓口や券売機が混雑する時期でも、貴重な時間を費やして行列に並ぶ必要がありません。駅まで移動する間に、スマホからサクッと購入できる手軽さが魅力です。

また、事前に「タッチでGo!新幹線」や「新幹線eチケット」「スマートEXサービス」などのサービスに登録しておけば、紙のチケットを発券することなく、モバイルSuicaを自動改札機にタッチするだけで、そのまま新幹線に乗車できます。しかも、普通に新幹線のチケットを購入するよりも割引になるのでお得です。

サービスによって対象となるエリアは異なります。公式サイトで事前にチェックしておきましょう。

  • 「タッチでGo!新幹線」対象エリア・・・東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線
  • 「新幹線eチケット」対象エリア・・・東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸新幹線
  • 「スマートEXサービス」対象エリア・・・東海道・山陽・九州新幹線

(2023年8月現在)

いつでも利用履歴を確認可能

モバイルSuicaなら、Suicaを利用した日、利用した駅、利用した金額、種別などをいつでもアプリで確認可能です。経費申請で利用履歴の提出が必要な場合も、客観的に証明できます。なお、利用履歴が表示されるのは、26週以内かつ最高100件までです。利用日から26週間を経過したものは表示できないので注意しましょう。

法人カードの利用で経費精算が楽に

経費精算の中でも、頻度が高いのが交通費精算です。領収書が発行されないケースも多く、人の記憶に頼るのでは、処理に時間も手間もかかります。法人カードで決済すると、利用明細書にすべての情報が記載されるので「いつ、どこで、誰が、いくら」使用したかが一目瞭然です。それらを活用することで、経費精算を簡略化できます。利用履歴を確認すればカードの利用状況をすぐに把握できるため、社員の私的利用対策としても有効です。

チャージで利用した分のポイント・マイル還元がある

現金によるチャージの場合、ポイントなどは付与されません。クレジットカード決済なら、チャージした金額分のポイントやマイルが貯まります。還元率の高い法人カードを登録すれば、電車の利用でどんどんポイントが貯まるのでお得です。

ただし、カードの種類によっては、チャージ時にポイントが貯まらないこともあるので注意しましょう。法人カードを登録する際は、モバイルSuicaへのチャージがポイント付与の対象になるかどうかを確認しておく必要があります。

ラグジュアリーカードは、モバイルSuicaへのチャージでポイントが貯まるカードです。申し込み可能なラグジュアリーカードには、ゴールドカード(Mastercard® Gold Card™)、ブラックカード(Mastercard® Black Card™)、チタンカード(Mastercard® Titanium Card™)の3種類があります。モバイルSuicaへのチャージで貯まるポイントの還元率は、なんと1.0%~1.5%。業界最高水準を誇ります。

通常のショッピングはもちろん、水光熱費や通信費、税金などの公共料金の支払い、チャージ・電子決済など、さまざまな支払いに対応しており、しかも還元率が変わらないので、利用しない手はありません。貯まったポイントは、月々の支払額に充当できるほか、JAL・ANA・ハワイアン航空・ユナイテッド航空のマイルへの変更も可能です。さらに、国内外の空港ラウンジ無料など、出張に嬉しい特典も充実。ビジネスからプライベートまで、あらゆるシーンで活躍してくれるでしょう。

モバイルSuicaをラグジュアリーカードに紐づけておけば、利用明細をスムーズに確認できます。さらに「弥生会計」や「マネーフォーワード」といった会計ソフトと連携できるので便利です。経費仕分けを簡単に済ませることができ、面倒な経理業務がぐんと楽になります。

まとめ

現在、Suicaを利用できるエリアが全国に広がり、ますます便利になっています。しかし、カードタイプのSuicaの場合、特定のクレジットカードからしかチャージできません。モバイルSuicaに登録し、法人カードと紐づけておけば、いつでもどこでもカードからチャージが可能になるので、新幹線や電車の移動が多い方におすすめです。

せっかくならポイントが貯まりやすい法人カードを使いたいもの。ラグジュアリーカードのポイント還元率は1.0%~1.5%で、モバイルSuicaへチャージするたびに効率よくポイントを貯められます。支払い管理も楽になるので、ぜひラグジュアリーカードを登録して、便利なモバイルSuicaを活用しましょう。

「モバイルSuica」は東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
※Apple、Appleのロゴ、Apple Pay、iPhone、Apple Watch、Touch ID、Face IDは、Apple Inc.の商標です。iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※ Google Pay 、Google Pay ロゴ、Google Play 、Google ロゴ、Android はGoogle LLC の商標です。

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