元・LEON編集者、持田慎司さんによるコラム
〜財布の中身までお洒落という新しい概念〜

前回の続き、ラグジュアリーライフスタイル誌・LEONの編集者を経てフリーランスエディターになった持田慎司さんに、クレジットカード「ラグジュアリーカード」を実際に一年使ってみて思った感想をお聞きしました。

前回はラグジュアリーカードのコンシェルジュサービスに関してインプレッションさせていただきましたが、今回は②サポートされてこのカードを使うたびに、これまたいろんなざわめきが身の回りで起こるということと、③そのざわめきが起こるたびに、(大抵の場合)ボクはちょっと鼻高々になれる、ということについて感想を述べさせていただければと思います。

突然ですが、個人的にラグジュアリーカードの見せどころは、ショッピング終了後、もしくは食事終わりにお会計をする時だと思っています。老若男女問わず一緒にお買い物をしていたりご飯を食べていたりする大抵の人は、ボクがこのクレジットカードをおもむろに取り出すと「なにそのカード?」という顔をします(ほぼ確実に)。集団でご飯を食べている時などは、ちょっとテーブルがざわつくこともしばしばですし、なんならチェックをお願いしているショップスタッフさんにギョッとした顔をされることもあるくらい……。

お会計の際に注目を浴びることへの是非は個々人によってさまざまでしょうけど、このカードをきっかけに少なからず一緒にいる人となにかしらの会話が交わされると考えれば、ボクにとってそれはとてもポジティブなこと。例えば、取引先の社長と話していると「何そのカード?」と必ず突っ込まれ、その後ラグジュアリーカードのコンシェルジュサービスの充実ぶりなどを説明すると「法人カードを検討してみようかな?」なんてことになったり、はたまた同世代の飲み仲間との間では「(カードを触りながら)へ〜、なんかすごいリッチな感じがしていいね!」なんて光栄にもお褒めの言葉を頂くような会話がなされたり……、といった感じです。

いままで、財布に関して褒められたり突っ込まれたりすることはあっても、その中に入れてあるクレジットカードがきっかけでここまで会話が広がることなんてなかったボクにとっては、これは本当に目から鱗の体験でした。

ちなみにボクが使わせていただいているのは3種(ランク的には上からゴールド、ブラック、そしてチタンというラインナップ)の中でもブラックカードなのですが、マット仕上げの金属製ということで質感も一般的なプラスチック製のクレジットカードとはまったく異なります。なんというか、もう“ひと目でお洒落”という感じ。一時期メルセデス・ベンツの『Gクラス』やランボルギーニの『アヴェンタドール』なんかでもよく見られた質感なので、クールかつラグジュアリーな雰囲気も十分なのです。

これまで“財布の中身までお洒落にこだわる”なんて感覚一切芽生えなかったけれど、このクレジットカードを所有してからというもの、なんとな〜く財布の中身の見え方まで気にするようになりましたからね。そんな意識革命をもたらしてくれたという意味でも、ラグジュアリーカードを持つ価値は十分にあり。だからこそ、このカードを使うたびに、ボクはお気に入りの洋服で出かけた日よろしく、少しだけ鼻高々でいられるのです。